無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
今日は渡邉先生と「
米粉のにんじんケーキ」をつくります。
「野菜は料理だけでなんとかしようと思わなくてもいいんです。こんなやり方もあるんだってヒントになればうれしいな」
今回はレシピ通りのものに加え、甘くないケークサレにも挑戦しますよ。
まずはにんじんをすり下ろします。今日は丸々1本。
「このおろし器、グリップがシリコンになってて固い野菜もおろしやすい」
『米粉のパンケーキ』は半分に分け、片方にはナツメグやシナモン、『バランス良く組み合わせた ナッツ&レーズン』を合わせます。
「粉チーズは?」
「それならバジルとか良いかも」
「こっちにはカシューナッツ入れてみよう」
「もう半分には何入れる?」とみんなで相談した結果、粉チーズ、塩、胡椒、フレッシュバジル、乾燥ハーブミックス、カシューナッツを入れることに。
すりおろした人参を生地に混ぜ、型に流し込んだらあとは焼き上がるのを待つだけです。
膨らんでいくケーキが気になって、代わる代わるオーブンをのぞきます。
「決まったレシピ通りつくるのも勉強になるけど、こうやって即興で組み合わせを考えるのって楽しい」
「野菜の味を知っていると、合う合わないが想像出来たり、何回も試作したり、料理ってまず試してみることが大切なのかも」
地割れから漂う、甘い香りとハーブの香りにみんなうっとり。
「シナモンがとっても良い香り。びっくりするほどにんじんの青臭さを感じませんね。これならにんじん嫌いのお子さんも食べられそう」
もちっとしてて新食感。クリームチーズとの相性もばっちりでした。砂糖を抜いたら朝ごはんにも良いかも。
「うまく出来てるかな」と心配だったアレンジバージョンも大成功。オレンジ色にバジルの緑が良く映えています。
「基本の生地が同じとは思えない変身っぷり。ハーブをたっぷり入れたのがポイントでしたね。お酒ほしくなるなあ」
バジルの香りと粉チーズの香ばしさが生きていて、パンケーキミックスでつくったとは驚きの味わいです。
「おやつにも、朝ごはんにも、おかずにもなるにんじんケーキ。アレンジも効くから、にんじんが余ったときにはもってこいのレシピですね」
甘いものが食べたいって気持ちを満たしてくれるものが野菜ってなんだか気分がいいなあ。出たごみも少なく、包丁も使ってないから、お子さんといっしょにつくっても安心です。
ぜひ、みなさんも試してみてください。
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