【京都山科】このカレーパン、なんでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

食のお便り/レシピ

2021/05/10

 無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
 現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
 
【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

 「今日は無印良品の『素材を生かしたカレー キーマ』『フライパンでつくる ナン』を使ってカレーパンをつくります」と小川先生。

 「無印良品のナン生地がおいしくて、以前からこれを使って何かつくりたいと思っていたんです」

 ナンをパン代わりになんてありそうでなかったかも。

ほうれん草カレーパン

 キッチンカウンタースタッフもつくってみたかったと念願のカレーパン。中の具はキーマカレーと茹でたほうれん草を合わせるだけです。
 
【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

 「キーマカレーは少しもたっとするくらいまで水分を飛ばしてくださいね」
 
【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

 「さあ、大切なのはここから。ナン生地でカレーを包む作業です」

 ナンは麺棒で丸く伸ばします。

 「ポイントは3つ。外側は薄めに内側は厚めに伸ばすこと。成形後はふちを下にして生地をなじませる。そして、これが一番大切、ふちにカレーをつけないこと。ふちにカレーがつくと生地同士がくっつかなくて、揚げたときに大変なことになっちゃいますよ(笑)」
 
【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

 「生地を丸く伸ばすってむずかしいかも」
 「あれ?さなぎみたいな形に!」
 「やっぱり先生のは上手なラグビーボール型」

 みんなで包むとそれぞれ個性が出ますね。バナナ型、アザラシ、島みたいな形……。

 「やっぱり手づくりっていいなあ。いろんな形ができるのも人の手でつくるからなんですよね」
 
【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

 卵、パン粉をつけ、じっくり揚げたら完成です。膨らんで良い色に揚がったカレーパンにかじりつくと、米粉のパン粉独特のカリっとした良い音が。
 
【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

 「ふわふわ。でももちもちでおもしろい食感ですね。この生地、甘くて私好きだなあ」
 「普段食べるカレーパンよりもあっさりしている気がします。これなら野菜嫌いのお子さんにも良いですね」

 ナンとカレーの相性は言わずもがな。スパイシーなカレーやチーズ、茹で卵などアレンジが広がります。

 「一からつくろうと思うと手間だけど、ナンとカレーが揃っているからこそできるレシピですね」

きのことすだちのホットサラダ(今回はレモンを使用)

 「きのこはそれ自体の旨味がドレッシングになるんですよ。おすすめは2、3種類のきのこを合わせることです」

 水気を切った水菜に炒めたきのことベーコンをのせ、仕上げにレモンを絞ります。
 
【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

 さっぱりとこれからの季節にも食べやすく、きのこから染み出る出汁だけで味付けは十分ですね。

 「追いレモンをするとよりサラダ感が増しますよ。柑橘を変えてまた違った味わいを楽しんでください」

■トマトゼリー

 「これから旬を迎えるトマトはデザートにだってなるんですよ」
 
【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

 「トマトは丸ごと冷凍し、さっと水に流す方法でも簡単に皮がむけます。試してみてくださいね」
 
【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

 冷たくて、とろりとしたゼリーは、トマトの甘みとレモンの酸味が心地良く、トマトの果肉感も楽しめるデザート。こうして食べると、トマトの新しい魅力を見つけた気持ちになりますね。

 「なんだか心がリセットされた気持ちになります」
 
【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

 「普段はひとりで料理をすることが多いから、『できたよ!』のひと言ではじめて声を出したなんてことも。こうやっていっしょにつくると料理の楽しさを改めて感じますね」
 
【京都山科】このカレーパン、ナンでつくったでしょう?|いっしょにつくろう

 もちろん、見た目や味が大切な料理。でも、つくるという行為によって、日々変化する自分の気持ちに気づいたり、素材のおいしさを見つけることも大切なのかもしれません。


<トマトゼリー>

材料2人分(※印は無印良品オリジナル商品)

トマト  1個(150g)
A 本和香糖※  大さじ2.5
 水  100ml
 粉寒天  小さじ0.5
 レモン汁  大さじ1

つくりかた
1.トマトを湯むきして、ざく切りにします。
2.鍋に手順1、Aを入れて火にかけ、煮立ったら弱火で3分加熱します。最後にレモン汁を入れて、よく混ぜます。
3.容器に入れて粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。




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#カレーは40種類以上
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