無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
「4月から6月が旬のスナップえんどうはまさに今がおいしい季節。今日は炒める、茹でる、揚げるの3つの調理方法でスナップえんどうを食べつくしましょう」
教えてくれるのは小川先生です。
スナップえんどうは「snap=ポキポキ音が鳴る」というところから名付けられたアメリカ生まれの豆。日本に伝わったのは1970年代だそうで、意外にもまだ歴史の新しい野菜なんですね。
立派なスナップえんどう、ころっとしたフォルムがかわいらしいですよね。ヘタを折ると、たしかにぽきっと良い音がします。
「スナップえんどうの筋取りは、まずはおしりからカーブの内側に沿って筋を取り、次にヘタをカーブの外側に沿ってひっぱります。こうするとうまくいきますよ」
筋をとった先からは、初夏を思わせる青い香りが。
「香りをうつすために、とった筋といっしょに茹でるのもおすすめですよ」
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スナップえんどうの甘辛みそ炒め
半分に割くと、さやいっぱいにふくらんだ豆が顔を出しました。新玉ねぎはつやつやで透きとおるような白さ。なんだか赤ちゃんみたい。
ひき肉と野菜を炒めて、甘辛のタレを合わせたら、食欲をそそる香りを放つフライパンにみんなくぎ付けです。
「濃厚なタレにも負けないほどしゃきしゃきですね。ぷちっとはじける豆の甘みがたまらないです」
「これはごはんにかけて食べたいなあ。中華麺と合わせても良いかも」
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アスパラガスとスナップえんどうの玉ねぎ塩糀あえ
花粉を運ぶ虫を呼ぶために花が目立つ色や模様をしているように、茹でた野菜が色鮮やかになるのは食べる私たちを誘い込んでいるからなのかもしれません。
「こういう緑色って春特有だなあって思います。見ているだけで明るくなりますね」
塩糀のおかげで角がとれたうえに、新玉ねぎだからかいつもより甘く感じます。ぱりっとしたスナップえんどうとレモンのさわやかさが気持ちの良い一品。同じく今が旬のアスパラもいっしょだと食感の違いを楽しめますね。
■スナップえんどうのフリッター(元のレシピは
こちら)
まさか、そのまま揚げるとは思いつきませんでした。
「衣には炭酸水を使います。こうすることで、サクっと揚がるんですよ」
まるごとのスナップえんどうに衣を絡め揚げるだけ。これはぜひ揚げたてを食べたい!ということで、小川先生が揚げてくれた熱々のフリッターをいただきました。
齧るとじゅわっと青く甘い果汁が溢れてきました。熱っ!
「とっても肉厚で、食べ応えがありますね。さやの食感はそのままに、中の豆はほくほくしていて、なによりこのジューシーさには驚きです」
「衣の中にスナップえんどうの旨味が封じ込められていますね。さやのおいしさも豆のおいしさも両方味わえるなんて、よく考えると贅沢なお豆だなあ」
500g用意したスナップえんどうもみんなでぺろり。
キッチンカウンターの好きなところは、いつもは脇役の野菜が主役になること。同じ素材でもこんなに調理法や味のバリエーションを知っていると毎日の料理が楽しくなりますよね。
「私さっきから自分の食べてるスナップえんどうのしゃきしゃき音でみんなの声が聞こえない」
#スナックえんどうとも言われてる
#おやつにもなる
#いいとこどり
#熱々の先に
#幸せの火傷
#あと一品
#麦わら帽子で収穫
#お弁当の定番
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