【京都山科】たけのこ、春の子、いただきます|いっしょにつくろう

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食のお便り/レシピ

2021/04/14

 無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
 現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
 
【京都山科】たけのこ、春の子、いただきます|いっしょにつくろう

 「たけのこのベストシーズンがやってきました!竹に旬と書くたけのこはいまが食べごろ。せっかくなら、通年出回る水煮のたけのこにはない旬のおいしさを味わいたいですよね」と力強く話すのは民野先生。今日は民野先生が教えてくれるたけのこ三昧の「いっしょにつくろう」です。

■アク抜き

 「生たけのこはまずアク抜きが必要です。少しめんどうに感じるかもしれませんが、今しかない味を楽しむためにぜひやってみてくださいね」
 
【京都山科】たけのこ、春の子、いただきます|いっしょにつくろう

1.たけのこはよく洗い、穂先を斜めに切り落として、縦に1本、深さ3~4cm の切り目を入れます。
2.深めの鍋に、たけのことたっぷりの水を入れ、米ぬか1つかみを加えて強火にかけます。煮立ったら、弱めの中火にし、40分~1時間半ほど(時間は大きさによって加減)ゆでます。湯が少なくなったら、水を足します。
3.たけのこの真ん中に竹串をさして、すーっと通ればゆで上がりです。ゆで汁につけたまま、完全にさまします。使う時は流水で洗い、皮をむいて調理します。

 米ぬかにはアクを吸着する作用があるのだそう。たけのこのお掃除ですね。

たけのこごはん
 
【京都山科】たけのこ、春の子、いただきます|いっしょにつくろう

 「たけのこは下処理さえしてしまえばシンプルな調理でいいんです」
 
【京都山科】たけのこ、春の子、いただきます|いっしょにつくろう

 たけのこごはんに向いているのは、硬くしっかりした食感のある根本の部分。出汁を合わせたお米と油揚げといっしょに炊いたら完成です。

 「油揚げは細かく刻むのがポイントです。ごはんとの馴染みが良くなり、たけのこをより感じられますよ」
 
【京都山科】たけのこ、春の子、いただきます|いっしょにつくろう

 湯気を肺いっぱいに吸い込むと、幸せのため息が。
 木の芽をパン、と叩いたらあたりをさわやかな香りが包んでくれます。なんだかおまじないみたい。やさしい出汁をしっかり含んだごはんとしゃくしゃく気持ちの良い歯ざわりのたけのこがたまりません。繊維を噛みしめるほどに味が染み出てきます。あっ、おこげ。

■照焼き風たけのこステーキ

 たけのこ、ステーキ……。なんて贅沢な響きでしょう。

 「タレが絡むように両面に格子状の切り込みを忘れないでくださいね」
 
【京都山科】たけのこ、春の子、いただきます|いっしょにつくろう

 今日は無印良品の『セラミックコートフライパン』を使って調理します。「IHでも扱いやすいフライパンを探していたんです」とみんな興味津々。

 「柄が木って手に馴染んで持ちやすいな」
 「私には少し重い気がしたけど、IHってフライパンを振る必要がないからこのくらいの重厚感はいいかも」
 
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 こんがりと焼いたところへタレとバターを投入し、仕上げに粉山椒をぱらりと。
 バターのコクでたけのこがより甘く感じます。「ごはんがそそられるたけのこ料理ですね」とキッチンカウンタースタッフからも好評です。
 
【京都山科】たけのこ、春の子、いただきます|いっしょにつくろう

■たけのこカルパッチョ

 おうちでもよくたけのこ料理をつくるというアベさんも驚きのカルパッチョは、たけのこやラディッシュ、スナップえんどうといった季節の野菜に、民野先生お手製のドレッシングをかけるだけ。

 「先のやわらかい部分を使ってくださいね。ほかに、若竹汁や天ぷらがおすすめです」
 
【京都山科】たけのこ、春の子、いただきます|いっしょにつくろう

 たけのこをサラダのように食べるなんて考えたこともなかったです。春の野原のような一皿ですね。

 「レモンのさわやかな酸味とたけのこって合うんだ」
 「和食のイメージのたけのこが洋風に早変わり。ピンクペッパーとたけのこの香りがマッチしてます」

 たけのこの歯ざわりと香ばしいような独特の香りってほかに代わりがないですよね。今日はたけのこのいろんな表情を見ることができたなあ。
 
【京都山科】たけのこ、春の子、いただきます|いっしょにつくろう

 「たけのこって素材の味が濃厚だから味付けは少しでいいんです。今しか食べられない味だからこそ、いろんな調理法でたけのこを味わってくださいね」
 
【京都山科】たけのこ、春の子、いただきます|いっしょにつくろう

 たけのこはまっすぐ伸びる、成長がはやい、などと言われ昔から縁起物としても親しまれてきました。たしかに、たけのこを食べるとなんだか晴れ晴れとした気持ちになりますよね。
 ぜひ、この機会に生たけのこのアク抜きからチャレンジしてみてくださいね。


<たけのことスナップえんどうのカルパッチョ>

材料(※印は無印良品オリジナル商品)
ゆでたけのこ  100g (穂先などの軟らかい部分)
スナップえんどう  6個
ラディッシュ  2個
A レモン汁  大さじ0.5
  丸大豆醤油こいくち※  小さじ0.3
  本和香糖※ 小さじ0.3
  塩  少々
  わさび  2g
  オリーブ油  大さじ1.2
ピンクペッパー  少々
木の芽 お好みで  3~4枚

つくり方
1.ゆでたけのことラディッシュは薄くスライスします。
2.スナップえんどうは筋を取り、熱湯で1分30秒茹でます。水にさらして、水気を切り、縦半分に裂きます。
3.手順1と手順2を器に盛り、Aをかけ回して、ピンクペッパーとお好みで木の芽を散らします。




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