【京都山科】はりはりって何の音?|いっしょにつくろう

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食のお便り/レシピ

2021/01/24

 無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
  現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
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 「今日は『水菜とぶりのはりはりうどん』、『きゅうりの梅じゃこ和え』、『きんかんと柚子のマーマレード』をつくっていきます。料理で身体の内側からあたたまりましょう」

 寒い日が続く中、あたたまるメニューは嬉しいです! 今日教えてくれるのは、民野先生です。

水菜とぶりのはりはりうどん
 
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 先生、はりはりうどんの「はりはり」ってどんな意味なんですか? 

 「はりはりっていうのは、水菜のしゃきしゃきとした食感を表しているんですよ」

 水菜を食べるときの食感を表していたんですね。
 しゃきしゃきではなくて、はりはり。確かに繊維たっぷりの水菜は、しゃきしゃきとした食感でも弾力を感じることがあります。だから、はりはり、と表現するようになったのかな。
 
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 今日のはりはりうどんには、柚子を添えるんだとか。
 「和食は柚子があると、ぐっと味わいが良くなるんです。私、合うなと思った料理には、すぐ入れちゃうんですよね」と民野先生。
 
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 食材を入れてぐつぐつ煮込んでいきます。はりはりという水菜の食感を楽しむために、水菜は最後。さっとくぐらせるくらいがちょうどよいそうです。
 
きゅうりの梅じゃこ和え
 
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 「きゅうりは乱切りをする前に板ずりをすると発色が良くなりますし、味が染み込みやすくなるんです」

 板ずりとは、塩をまぶしてすり込み、まな板の上で転がす下ごしらえのことです。
 こうすることで味が染み込みやすくなるんですね。今度、きゅうりのお漬け物つくるときにやってみよ。
 
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 「きゅうりを切ったら、調味料と合わせてもみこんでいきます。今日は、うどんと合わせるから少し塩分抑え目の味付けに」

 もみこむときにビニール袋を使うと、洗い物を少なくできる上に時短にもなるので、おすすめです。手も汚れないし、助かりますね。

■きんかんと柚子のマーマレード
 
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 マーマレードに使うのは、『完熟きんかん たまたま』。

 「宮崎県のブランドきんかんで、生のままでもおいしく食べられるのが特長です。皮やきんかんの白い部分が特に甘いんですよ」

 生のままでひとついただきました。柑橘の皮とかってちょっぴり苦味を感じるイメージだったけど、濃厚な甘さにびっくり。糖度16度以上のものが、『完熟きんかん たまたま』になると聞いて、甘さに納得しました。おやつにきんかんも良いかもしれないなぁ。
 
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 煮込み始めたとき、キッチンカウンターのスタッフが「ジャムとかマーマレードは、あまり触らない方がええねん」と。煮えるまで、ヘラなどで混ぜすぎないのが、おいしいジャムやマーマレードをつくるコツなんだとか。知らなかったなぁ。
 
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 出来上がったマーマレードは黄金色。
 今日はこれをお湯で割ってホットドリンクに。ヨーグルトにも添えよう。

材料 つくりやすい量 (※印は無印良品オリジナル商品)
きんかん  8個(160g)
柚子  2/3子(60g)
 A本和香糖※  70g
 はちみつ  20g
 水  70ml
 【ドリンクの場合】
おろし生姜  適量
熱湯  適量
 【ヨーグルトの場合】
ヨーグルト  適量

つくりかた
1. きんかんと柚子は半分に切り、ヘタと種を取り除きます。
2. きんかんは輪切りに、柚子は縦に1/2に切り、薄切りにします。
3. 鍋に2、Aを入れて火にかけ、沸騰したら弱火でとろみがつくまで煮ます。
※ホットドリンクの場合は、仕上がったマーマレードをカップに入れ、熱湯を注ぎます。
 
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 手を合わせていただきます! 
 
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 きゅうりの梅じゃこ和えは、はりはりうどんの箸休めにぴったりでした。梅のさっぱりとした味わいが、はりはりうどんのお出汁に良く合います。
 
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 はりはりうどんは、さっとくぐらせた水菜が大正解。理由を聞いたあとだと、いつもならしゃきしゃきと思う食感が、はりはりと。コシのあるうどんとも良く合います。
 ふうっと一息ついたところで、味変を。うどんをよそったお椀に一味をふりかけます。やさしいお出汁がピリッと辛い。この感覚はくせになりますね。
 
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 きんかんと柚子のマーマレードでつくったホットドリンクは、柑橘の甘さと香りが心地良いです。寝る前に飲んだらゆっくり眠れそう。すりおろした生姜を入れたら内側からもあたたまって、きっと朝までぐっすりですね。
 
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 食べ終えると、うっすら汗をかいていました。
 寒い日に料理で内側からあったまる。あたたかい料理を楽しむために、私たちは寒い季節を過ごしているのかもしれないな、と感じました。


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#ぶりも水菜も
#うどんの茹で具合はいかが? 
#冬に食べるきゅうりもおいしい
#ぐつぐつじっくり
#煮込むときは触りすぎない
#トーストに塗ってもおいしそう
#あたためた牛乳で割るのも


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