無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理を試食いただけます。
現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
今日の「いっしょにつくろう」は番外編。ふぅふぅしながら食べたい芋煮を囲みつつ、みんなで今年1年のキッチンカウンターを振り返ります。
芋煮を教えてくれるのは渡邉先生です。
「山形県の郷土料理でもある芋煮は、里芋や根菜、牛肉の入ったお鍋のこと。山形県では野外でみんなで芋煮を囲む風景を芋煮会と呼ぶのだそう。地域によって味の違いがありますが、今回は醤油ベースでつくります」
「里芋は寒さに弱いので、買ったらできるだけはやく調理するか保存してくださいね」
電子レンジで加熱した里芋は気持ちよく皮がむけますね。また一度加熱しておくことで煮崩れ防止にもなるそうですよ。
「こんにゃくは拳でたたいたり、手でちぎることで味が染みこみやすくなるんです」
あとは無印良品
『国産素材を使っただしパック 煮干とかつお・昆布』や醤油、みりんで味付けした出汁に野菜を放り込むだけ。出汁や醤油の香りって落ち着きますよね。
「今日は本場の芋煮にならって牛肉も。牛肉はバラ肉など脂が多い部位がおすすめです。また、少量の鶏肉を入れると出汁が出て良いですよ」
「そもそも芋煮会は、その年の農作業が終わり最後の収穫である里芋を採り終えた頃、自分たちの畑で採れた野菜を煮込んで食べる、農家のお疲れさま会だとも言われています。そう思うと、煮込む野菜は何でも良くて、同じ味にならなくたっていいんじゃないかな。その時あるものをみんなで囲んで食べるってことが醍醐味なのかも」
一期一会なんですね。
まずは火傷に気を付けてお出汁を。醤油ベースの出汁に野菜の甘みとお肉のコクがよく出ています。ねっとり、ほのかな甘みのある里芋、土の良い香りのゴボウ、とろとろの白ねぎなど、野菜それぞれの味や香りがたのしい。すき焼きじゃなくても、これだけで十分ごちそうですね。
春からスタートした『いっしょにつくろう』は、キッチンカウンターの営業が中止となってもみなさんに野菜のおいしさや料理の楽しさを伝えられたらという思いで始めました。
「いまでも『いっしょにつくろう』撮影中に、キッチンカウンターに立ち寄ってくれるお客さまがいることは嬉しいです」
「『参考になるわ』『おいしそう!つくってみる』と言われると、新しい形でキッチンカウンターを続けてよかったと思います」
「リアルタイムでは伝えられなかったレシピへの思いや野菜の話など、離れていてもみなさんとコミュニケーションがとれるツールがあることは、私にとっても大切だったな」と渡邉先生の笑顔にキッチンカウンタースタッフもにっこり。
レシピをひとつ覚えるだけで、知ってる野菜がひとつ増えるだけで、心が穏やかになっていく気がしませんか。それはくらしの豊かさにもつながると思うんです。
おたより『いっしょにつくろう』は来年も、みなさまに新しい気づきや笑顔をお届けできるよう精進してまいります。これからもどうぞご期待ください。
<芋煮のレシピ>
材料2人分(※印は無印良品オリジナル商品)
さといも 250g
にんじん 1/2本
大根 150g
ごぼう 60g
白ねぎ 1/2本
板こんにゃく 0.5枚
牛肉切り落とし 100g
鶏もも肉 50g
水 400ml
国産素材を使っただしパック 煮干とかつお・昆布※ 1パック
A酒 大さじ3
みりん 大さじ4
丸大豆醤油 こいくち※ 大さじ2
本和香糖 小さじ1
つくりかた
1. さといもは水で洗い切り込みを入れ電子レンジ600Wで6分加熱し、皮をむき半分に切ります。
2. 大根、にんじんは皮をむき乱切り、ねぎとごぼうは1㎝幅の斜め切りにします。
こんにゃくは軽くたたき一口大の大きさにちぎり、沸騰したお湯で2分ゆで水をきります。
3. 出汁をとり、鶏肉と手順1、ねぎ以外の野菜を入れて中火で10分加熱します。
4. 牛肉とねぎを入れあくをとり火を止めます。
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