無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理を試食いただけます。
現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
「冬らしくぐっと冷え込む日は、からだの芯まであたたまるメニューはいかがですか」
今日教えてくれるのは、笑顔が素敵な民野先生。
■根っこ野菜のごろごろポトフ
「京の伝統野菜でもある聖護院大根は、苦みが少なく肉質がつまった大根。加熱するととってもやわらかくなるのに煮崩れしにくく煮物にむいているんです」
顔くらい大きな聖護院大根は、抱えるのがやっとの重さ。まさかこれが大根とは思いませんでした。
「よく味が染みこむように皮は厚めに剥きます。捨てずにきんぴらにするとおいしいですよ」
「水から煮込むことで、野菜の出汁がスープに溶け出し、甘みが引き立つんです」
コトコト煮込んだポトフは、ずっと包まれていたいようなやさしい根菜の香り。すっと箸が通るほどやわらかくなった大根は、口の中でとろけ、甘みがじわあっと広がります。人参もごぼうも、野菜って調理法ひとつでこんなに甘くなるんですね。
根菜の香りがうつったスープまで飲み干すと、ふうっと幸せのため息が。
■材料2人分
聖護院だいこん 1/4個(280g)
ごぼう 1/2本(100g)
にんじん 1本(170g)
ウインナー 6本
水 700ml
白ワイン(または酒) 大さじ2
ローリエ 1枚
ブイヨン(顆粒) 4g
粗挽き黒こしょう 少々
粒マスタード お好みで
パセリ お好みで
■つくりかた
1.聖護院だいこんは縦に4等分にし厚めに皮をむき、幅3㎝に切って面取りをします。にんじんは2.5㎝の輪切りにし面取りをします。ごぼうは大き目の乱切りにします。
2.鍋に手順1を入れ、水と白ワイン、ローリエを入れて加熱し、沸騰後弱火にして10分煮ます。
3.手順2にブイヨンと粗挽き黒こしょうを加え30分弱火で煮て、野菜が軟らかくなったら、ウィンナーを加え、さらに10分煮ます。
4.手順4に再度粗挽き黒こしょうをふり、器に盛り付け、お好みで粒マスタードとパセリを添えます。
■
ほうれん草ときのこの豆乳グラタン
好きな献立のなかでもグラタンってちょっと特別な気持ちになりませんか。
たっぷりのきのこと玉ねぎなどを炒め、薄力粉、豆乳を順になじませていくと、ぐうっとおなかが鳴る良い香りが漂ってきました。
「ホワイトソースからつくると思うと手間がかかるけど、こうすればひとつのフライパンでつくれますよ」
(こういうときは『シリコーン調理スプーン』の出番ですね)
このままスプーンですくいたいのをぐっと我慢して、チーズをかけてオーブントースターで焼きます。
大きめに切ったきのこの食感が楽しい。グラタンなのにあとくちがさっぱりしていて、どこか和を感じるのは豆乳ベースだからでしょうか。ごはんかパンどっちに合わせるか迷うなあ。
■かぶらと柿のエスニック風サラダ
今回使うのは、京都・洛西『千安農園』の大枝の柿。艶やかな橙色が美しく、口の中にあふれる甘さと香りが食べた後も長く続きます。
「柿はおしりのくぼみに沿って切ると、種に当たらないと言われているんです」
「スライスしたかぶらは絞るとうまみが出ていくので、キッチンペーパーなどで水気を切ってくださいね。かぶらの葉はじゃこと炒めても良いですよ」
柿とナンプラーって相性が良いんですね!
ナンプラーとは生魚を塩で漬け込み発酵させた調味料。魚の旨味成分が凝縮されているんです。さわやかなサラダにナンプラーのコクが加わって、シンプルなのに奥深い味わい。クセになります。
簡単なのに見た目も華やか、ごろごろ野菜やたっぷりきのこでおなかも満たされます。特別な日のメニューにもおすすめですね。
私、野菜のある一面しか見えていませんでした。ひとつの野菜でもいろんな顔があるんですね。そして、それに気づかせてくれるのは食への興味や様々な調理法、組み合わせの引き出しなのかもしれません。そういうことが少しずつわかると料理って楽しくなりますよね。
#未知の世界
#野菜の表情
#ほっとくだけ
#ポトフも鍋
#キャベツもじゃがいもも
#おでんもいいよね
#2日目が好き
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