無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理を試食いただけます。
現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
今回は、無印良品 京都山科1周年を記念して、お店を飛び出して野菜ソムリエの渡邉先生の畑にやってきました!
京都山科で野菜ソムリエとして活躍中の渡邉先生は、滋賀・守山で野菜を育てる農家さんでもあります。渡邉先生の野菜は「食まちアグリゲーション」として、地下1階の青果売場や、週末を中心に開催しているつながる市マルシェにて販売していることは、もうみなさんご存知ですよね。
11月の初め、まるで春のような柔らかい日差し。モンシロチョウの飛び交う畑には、陽の光を浴びて艶やかに輝く緑や赤紫が並んでいました。畑や田んぼに囲まれたひらけた土地からは遠くにそびえる鈴鹿山が。
「今日は、京都山科での初めてのレシピ『春菊とにんじんの白和え』のアレンジレシピをつくります。白和えって簡単においしくできるんですってことを伝えたくて一番最初のレシピにしたんです」
まずは畑で食材の調達です。濃い緑色のほうれん草は葉の先までぴんとして、内からみなぎる生命力を感じます。
葉をかき分けるとぶら下がっているのはいんげん豆。
「いんげん豆は1日遅れるだけでも成長の度合いが違うので、その見極めとひとつひとつ収穫する作業はかくれんぼみたいなんです」
さあ、調理開始。
写真を見ているだけでも、畑を吹く風や土の匂いが蘇ってきます。
陽の当たる場所で調理すると、野菜の本当の色が見えますね。同じ緑でも、色の濃淡や質感が違うことに心が躍ります。
トントン、カチャカチャ、ザクザク。
3人の笑い声が空高くまで昇っていきます。
今回は、いんげん豆の白和えとほうれん草の白和えの2種類。食感の違いを楽しむために、いんげん豆の白和えには生にんじんを使いました。
お昼ごはんは、渡邉先生の農業の師匠でもある林さんと、お仲間の畝さんのご厚意で新米のおにぎりと芋煮も一緒に。具材の里芋、大根、九条ねぎは渡邉先生の畑で採れたものです。
「いただきまーす!」
「ん!ほうれん草甘いですね。根に近い方がより甘く感じます」
「いんげん豆のきゅっていう食感楽しいですよね。生にんじんの香りもとっても良い」
「新米と野菜ごろごろの芋煮がからだに染みる」
太陽の下で食べるってごはんをまた一段とおいしくしてくれると思いませんか。一緒に頬張る土の香りも、畑で食べる特権です。
指についた米粒をつまんで、お皿に残った豆腐をさらえば、ほっと落ち着いてあたたかい気持ちになりました。
野菜は誰かが土地を耕し、種をまいて、育てることでやっと私たちの元へ届くのだということ。当たり前のことなのに、実際に目の当たりにすると、私たち人間は自然の中の一部であり、それと共に生きようとする農家さんの努力や愛情を思わずにはいられません。
キッチンカウンターではこれからも、つくる人と食べる人をつなげ、野菜のおいしさをもっとたくさんの方に知ってもらえるようなレシピをお伝えしていきます。
ぜひ、皆さん今後のキッチンカウンターにご期待ください。あしたもおいしい野菜でみんなが笑顔になれますように。
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#白和えって組み合わせ自由
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