おたより「いっしょにつくろう」では、野菜ソムリエの先生考案の旬食材を使った料理の、レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
渡邉先生が教えてくれるのは、「
新ごぼうのからあげ」です。
収穫されはじめた新ごぼうは鹿児島県産。皮の色もうすく、やわらかいのが新ごぼうの特長です。アク抜きも必要ないので料理にも使いやすそう。
鼻を近づけると、湿った土臭さはなくさわやかな若い香りなんですね。切る時のぱりっとした音が耳に気持ち良く、中が詰まっているのがわかります。
「今回は洗い物を減らすっていうのもポイント。調味料や衣を袋の中で混ぜますよ」
工程の多い揚げ物が手軽に準備できるのはうれしいです。
味付けはにんにくと無印良品の『国産米で作った塩糀』だけ。ごぼうと塩糀をなじませたら、青のりを混ぜた衣を同じ袋の中でまとわせます。先に油を温めて、揚げる直前に衣を合わせるといいですよ。
「下味はそのままで味変はお好みで変えてみてくださいね。カレー、生姜、醤油も合うし、仕上げに胡椒や七味をかけてもいいと思います」
「新ごぼうはやわらかいのでしっかり火を入れなくても大丈夫。表面がカリっとしてきたら揚げ時ですよ」
きつね色に上がったからあげは青のりも効いて食欲を誘う香り。ばりばりの食感が楽しく、噛むほどに、ごぼうの香りと繊維にしみた調味料が調和します。
「おつまみにもぴったりですね。これはビール進んじゃいます」
「こんな風にダイレクトにいただけるのは、やわらかさのある新ごぼうだからこそなんですね」
ごぼうっていつ食べても同じだと思っていたけど、季節によってこんなに違いがあるんですね。いつもの味わい深いごぼうもいいけど、旬だからこその若い味や香りを楽しんでください。
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