【京都山科】苦くて、甘い、京都の夏の味|いっしょにつくろう

【京都山科】苦くて、甘い、京都の夏の味|いっしょにつくろう

食のお便り/レシピ

2023/07/24

 おたより「いっしょにつくろう」では、野菜ソムリエの先生考案の旬食材を使った料理の、レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
 
【京都山科】苦くて、甘い、京都の夏の味|いっしょにつくろう

 今回は民野先生が暑い日に食べたい「万願寺とうがらしのぶっかけそば」を紹介してくれますよ。
 
【京都山科】苦くて、甘い、京都の夏の味|いっしょにつくろう
 
【京都山科】苦くて、甘い、京都の夏の味|いっしょにつくろう

 目にも気持ち良い万願寺とうがらしは、山科で80年続く〈うつみ農園〉さんのもの。うつみ農園さんは年間約60種のお野菜などをつくられていて、当店の青果売場でも季節ごとの野菜を販売しています。
 立派でつやのある万願寺とうがらしは、つまんでみると跳ね返すようなハリがあります。
 
【京都山科】苦くて、甘い、京都の夏の味|いっしょにつくろう

 「種が少ないので、丸のままで食べ応えを楽しんでください。フライパンでじっくり焼き、とろっとした食感を味わってほしいです」

 ヘタはぽきっと手でとって、破裂防止に爪楊枝で数か所穴を開けましょう。鶏肉も一緒に焼けば手間も省けます。
 
【京都山科】苦くて、甘い、京都の夏の味|いっしょにつくろう

 汗をかいた万願寺とうがらしはより一層鮮やかな緑色に。焼き目がついてくたっとしてくると、青くさわやかな香りが香ってきます。
 
【京都山科】苦くて、甘い、京都の夏の味|いっしょにつくろう
 
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 茹でたそばを冷水で締め、具材を盛り付けて、つゆをかけたら完成です。
 がぶっとかじりつけば、甘くて、ほのかに苦い。肉厚で加熱してもみずみずしさが残っています。

 「青い香りがずっと続いて気持ち良いですね。普段は切って調理するので、丸のままかじるって新鮮です」

 「このままつゆに漬けておけば、夏のおかずにもぴったり」

 こどもの頃にはわからなかったおいしさに、旬のものをいただく魅力を発見した気がします。夏に陽射しをたっぷり浴びた万願寺とうがらしをぜひ味わってくださいね。





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