【京都山科】はじめての手づくり酵素シロップ|イベントレポート

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その他

2019/12/17

暖冬とは言え、冬の朝晩ってやっぱり寒いですよね。でもそんな風に季節を感じられることは何よりのしあわせだって思いませんか。

今回は、12月15日にOpen MUJIで開催した「手づくり酵素シロップ」のワークショップの様子をお届けします。

今回は、杉本雅代さんを講師としてお迎えしました。杉本さんは、季節ごとに日本各地で酵素シロップの教室を開かれている方です。

酵素シロップとは、季節のフルーツやハーブを自然の中にある微生物や常在菌で発酵させてできた、シロップのことです。

今回使用したのは、リンゴ、レモン、紫いも、ショウガ、黒豆、シナモン、ジンジャー、ブラックペッパー、マリーゴールド、ローズヒップ。 ここに精製された砂糖を加えていきます。レモンは、皮をむいて、リンゴは皮付きのまま薄切りに。食材ごとに切り方も変わってきます。輪切りにする方や扇形に切る方など、皆さん切り方がさまざまでした。食材を切り終わるといよいよ瓶に詰めていきます。砂糖と食材が交互になるように入れていくのですが、「これは、明日から皆さんがお世話するものです。なので、愛着が持てるようかわいく詰めてくださいね」と先生がひとこと。

「紫いもが見えているとかわいいかな」「リンゴの赤色を外に向けたいな」と皆さん工夫しながら皆さん丁寧に敷き詰めていきました。

ここまでが、酵素シロップづくりの下ごしらえ。ここから1~2週間かけて、完成へと近づけていきます。
きれいな手で毎日50回ほどかき混ぜること、雑菌を入れないようにすること、菌にとって良い環境を作ること、良い菌を増やすこと、など手入れをしていくうえで大切なことを先生が教えてくれます。皆さん熱心にメモを取られていました。

次に酵素シロップの使い方の話へ移っていきました。水で薄めて飲むというもの以外にもカクテルにしたり、紅茶や豆乳などで割って飲んでもよい。ほかにも生姜焼きや唐揚げの下ごしらえにもってこいなど、料理にも応用できるとのことです。漬け終わったフルーツ類は、袋に詰めてお風呂に入れることでスキンケアができるのだそう。酵素シロップって最後の最後まで大切に使いきれるんですね。

最後は参加者の皆さんが作った瓶を並べて記念撮影。今回つくったシロップは、1~2週間で完成しますが、その次どんなシロップをつくるかは、参加した皆さん次第。先生がおすすめする食材を入れてもいいし、自分の気に入った食材を選んでもいい。酵素シロップの中には、たくさんの微生物たちが住んでいます。杉本先生は著書の中で、その世界のことを「宇宙」と例えられていました。参加してくださった皆さんは、今後どんな宇宙をつくるのでしょうか。世界の不思議に触れるたびに、私たちは明日が待ち遠しくなっていきます。また来年も新しい発見がありますように。

『続 手作り酵素シロップ もっとおいしくきれいになれる』
出版社:文化出版局 著:杉本雅代 1,500円+税

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