気温が上がり、今年も半袖シャツの出番がやってきました。皆さん、もう衣替えは済みましたか?
「教えて、はま先生」では、洋服の専門販売員であるスタイリングアドバイザーのはまさんが先生となって、私たち京都山科のスタッフが抱える洋服に関するお悩みを解決してくれます。
今日のお悩みは、春夏の衣替えについてです。
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夏だ! とわくわくしながら久しぶりに出した白Tシャツが、タンスから出したら黄ばんでしまっていたり、においがついていたりすることって、ありませんか?
そもそも衣替えって、なんとなくタンスの服を入れ替えているだけな気がします。ほんとうはもっと洋服を大事に扱いたいのですが、やり方がわかりません。
はま先生、これから春服をしまうのに、衣替えのコツを教えてください!
はーい、と素敵な笑顔で答えてくれたはま先生。
「衣替えのときにちょっとていねいにお手入れをすれば、洋服がずっと長持ちして1年後も気持ち良く袖を通すことができますよ。わたしが衣替えのときにいつも気をつけていることを、皆さんにもお伝えしますね」
「一度でも袖を通した衣類は、しまう前にもう一度洗濯するか、クリーニングに出すことをおすすめします。黄ばみの原因は、ふだんの洗濯で落としきれていない汗や皮脂汚れなんです」
「酸素系漂白剤を使ってつけ置き洗いをするなどして、溜まった汚れもしっかり落としましょう。しみ抜きもこの機会にできたらベストですね」
「それから、しっかりと乾燥させることも大切です。洋服に湿気が残っていると、カビやにおいの原因になることも。クリーニングから戻ってきた洋服も、必ずビニールを外してから、風通しの良いところで2日ほど乾燥させてほしいです」
「もし場所があるなら、ハンガーにかけて収納するのもおすすめですよ。しわにならないし、通気性も良くなります」
「防虫・除湿対策も、ぜひしておきたいですね。ダニなどの害虫やカビから守ってくれます」
衣類の上に置くのか下に置くのかも、しっかり表記を見てから効果的に使いたいですね。
「あと、しわになってしまうのを防ぐため、衣類は詰め込みすぎないようにしてください。収納ケースの8割くらいが目安かな。アイロンをかけるなど、しわを伸ばしてからしまうのがおすすめです」
「それからじつは、室内の照明で洋服が日焼けしてしまうこともあるんです。対策は遮光カバーをかけたり、こまめに場所を入れ替えたりすること。ちょっと大変だけど、来年も心地良く着るためにがんばりましょう」
衣替えのコツをたくさん教えてくれたはま先生。手をかければかけるほど、洋服は長持ちするんですね。これで、この春夏の衣替えは上手にできそうです。
「安く買った洋服を1シーズンだけ着て捨ててしまうより、吟味して手に入れたお気に入りの1着を、ずっと長く大事に着てほしいなって思います。来年の自分のために、いつもよりていねいに洋服のお手入れをしてみてくださいね」
洋服のお手入れや自分に似合う色・かたちなど、洋服にまつわるお悩みがあれば、スタイリングアドバイザーにご相談くださいね。皆さんのおしゃれがもっと楽しく心地良いものになるよう、はま先生がやさしく教えてくれますよ。
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