いいお天気が続いていますね。山科でも桜や菜の花が咲きはじめ、町を歩くのも足取り軽く、うきうきしてきます。
「教えて、はま先生」では、スタイリングアドバイザーのはまさんが先生となって、私たち京都山科のスタッフが抱える洋服に関するお悩みを解決してくれます。
皆さんも、今後のお買い物や着こなしの参考にしてくださいね。
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あたたかくなってきたこの時期に、気持ちよく着られるものってないかなあ、と売場を歩いていると……。
「リネンの服がたくさん入荷していますよ。使うたびにやわらかく肌に馴染むリネンはこれからの季節におすすめです」
春のようなさわやかな笑顔のはま先生が声をかけてくれました。そういえば、リネンって夏の素材というイメージが強くて、どうやってできるのか、どんな特長があるのか、知らないことが多い素材かもしれません。
「そうですよね。高価だから洗濯できない、しわが気になるといった意見も多く、難しい素材と感じている方もいると思います。でも、実際は通年使える、とっても優れた素材なんです」
なんだか興味が湧いてきました。はま先生、リネンのことをもっと教えてください。
「もちろんです!リネンは植物からつくられる天然繊維で、人類最古の繊維と言われているそうです。リネンを生成する過程で、中の繊維を取り出すために畑で寝かせるのですが、そこで腐った表皮は肥やしとなって土に還りその土地を豊かにします。無印良品では、生産者さんと共に化学肥料や農薬を使わないオーガニックリネンを育てているんですよ」
そんなに昔から私たちのくらしを支えてきた素材だったんですね。
「リネンは使うほどに柔らかくなる特長があって、使いはじめて数年がいちばんうつくしいと言われるほどです。年々、変わっていく風合いも楽しめますよ。洗い方はとっても簡単なので、ご紹介します」
無印良品のリネンはおうちで簡単に洗えます。ネットに入れるとより型崩れを防げますよ。
干すときに手でしわを伸ばしておけば、そのまま着ることができます。自然なしわが素敵に見えるので、アイロンをかける手間もいりません。
リネンは汚れが落ちやすく、すぐ乾くので、洗濯物が乾きにくい梅雨の時期でも重宝します。
「無印良品のリネンは衣服だけじゃないんです。寝装やキッチン回りで使えるアイテムもたくさんあるんですよ」
そういえば、麻のベッドシーツやまくらカバーって通年販売していますよね。冬にも使えるってことですか?
「リネンは、涼しく、温度も保ってくれる素材なんです。触れるとひんやりして、よく風を通すために夏には涼しく感じられます。一方、冬にはあたたかい空気を含む特長を発揮するので、一年中使うことができるんですよ」
単純に涼しい素材だと思っていたので、なんだか不思議です。人の調子に合わせて、いつでも気持ち良く過ごせるよう調整してくれるんですね。
「そして、リネンはとっても丈夫。天然繊維の中で最も丈夫と言われるほど。水に塗れると強度が増すので、洗濯しても傷みにくいんですよ」
私たちスタッフもワークウェアとしてリネン素材のエプロンを着ています。
「仕事に必要なものでポケットがいっぱいになっても平気です。家事をするお母さんたちにとって、丈夫で吸水性の高いエプロンって便利ですよね」
薄くてなんとなく頼りなく見えるのに、こんなにいろんな特長を持っているなんて、リネンってすごいです!
毎日、私たちの肌に触れる服や寝具。くらしの中でなくてはならない存在です。だからこそ、何となく選ぶのではなくて、その素材を知ったうえで、自分のくらしに合ったものを選びたいですよね。
私もさっそくリネンのアイテムを使ってみようかな。皆さんもなにか困ったことがあれば、はま先生に声をかけてみてください。どんなことでも相談にのってくれますよ。
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無印良品 京都山科