突然ですが、「蛋餅」ってなんて読むかわかりますか?
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正解は「ダンビン」です。
甘くない卵クレープのような料理で、台湾朝食の大定番なんですよ。
今回は、つながる市でもお馴染みの〈FUDAO福到台湾茶専門店〉のシェフ 黄(ファン)さんが、無印良品で揃う食材を使って、この蛋餅のデモンストレーションと試食を行うキッチンイベントを開催してくれました。
まずは、エプロン姿の黄さんとスタッフの瀬下さんが台湾茶でおもてなし。人気の桂花烏龍茶は、天然の金木犀を使った花茶です。人口香料不使用のお茶は、ふわっと香る自然な金木犀の香りが気持ちよく、笑顔が素敵な黄さんのお話も相まって、すっかり和やかな場に。
台湾の食文化は甘じょっぱい料理が数多くあるそうで、蛋餅にも日本でいうみたらし団子のような甘辛いタレが必須なんですよ。
生地に使うのは無印良品『フライパンでつくる ナン』。生地をこねて伸ばし、フライパンで焼くだけでふんわりとしたナンが手軽につくれるミックス粉です。黄さんいわく、ホットケーキミックスはどこでも手に入るけど少し甘すぎるようで、蛋餅には『フライパンでつくる ナン』をおすすめしてくれました。
もちもち食感を出すために片栗粉をプラスします。現地では生地にねぎや白ごまを混ぜるんだそうです。
ポイントは生地を入れるときフライパンをまわして薄くすること。
台湾が外食文化なのはよく知られていることですよね。だから、朝食はもちろん、小腹が空いた時のおやつにもピッタリな蛋餅は家庭の味というより屋台の味だと黄さんが教えてくれました。毎朝、学校へ行くまでにその日の気分で朝食を選んだり、テイクアウトして食べていたそうです。
焼いた生地と卵を重ねて焼き、甘辛いタレ、台湾の定番トッピング、ハムチーズ、コーン、ツナ、サラダなどをのせて、くるっと巻けば蛋餅の完成です。蛋餅にはチリソースをかけて食べるのが本場流。
もちっとした生地と甘辛い味は粉もん文化の強い関西人に親しみやすい味わいです。そして、ぴりりと辛いチリソースとの相性にはやみつきになりそう。具は水気の多いものを避ければアレンジの幅が広く、くるっと巻くだけに包容力のある料理ですね。
デモンストレーションを兼ねて、その場でつくった出来立てをサーブしてくれて、Open MUJIはまるで台湾食堂になった気分でした。サービス精神溢れる黄さん、すでに焼きあがった『ナン』でさくさく食感の蛋餅もつくってくれました。
今回ご参加くださったお客様は台湾に興味があったり、実際に現地に行ったことのある方々ばかりで、黄さんとのお話も楽しんでいただけた様子。
黄さんに教わる台湾料理の会は次回もあるかも。ぜひ、みなさんもおたよりやInstagramをチェックしてキッチンイベントにご参加くださいね。
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無印良品 京都山科