【京都山科】『moving days』刊行記念写真展｜イベントのお知らせ

　冷蔵庫を運ぶために乗った軽トラの荷台が気持ち良かったこと、駅で母と別れるときに心細かったこと、合間に食べたラーメンのこと。人生のどの引越しも慌ただしくてあまりよく覚えていない。
　大切な節目に何を思っていただろう。引越しってなんだろう。
 
　写真家・平野愛さんは2016年頃から友人知人の引越し撮影をライフワークとして取り組まれてきました。2018年私家版での『moving days』刊行から5年を経て、コンセプトとタイトルを引き継ぎ新たに7組の引越しに密着し、この度誠光社から新刊『moving days』が刊行されました。

　それを記念して、無印良品 京都山科では写真展とブックフェアが本日からはじまります。
   
　本展では『moving days』に掲載している7組の中からオリジナルプリントを展示します。フレームは無印良品の『木製フレーム』を使用してくれているんですよ。そこにある、そのままの暮らしを平野さんの目線で切り取られた写真たちは、眺めているうちにあたたかくて、少しさみしいような、なつかしい気持ちになるんです。
 
　「『moving days』な本」をテーマに集めたブックフェアは、誠光社店主 堀部篤史さんの選書と当店のBOOKS担当が選んだ本をご紹介。

　また、この写真展に合わせてMUJI BOOKS NEWS vol.5を発行しました。このペーパーでしか読めない、平野さんと本書でも登場しているブックデザイナー・グラフィックデザイナーの仲村健太郎さんのエッセイ、堀部さんの選書と紹介コメントなど盛りだくさんの内容です。

　そして、7月16日（日）はmovingなチームが出店してくれます。誠光社の書籍や『moving days』オリジナルグッズなども販売予定です。平野さんともお話しできるチャンスですよ。
 
　引越しという非日常の中にある、忘れてしまうかもしれなかった大切な光景。ぜひ、書籍や写真展でお楽しみください。


＜『moving days』刊行記念写真展＞

期間：7月1日（土）から7月31日（月）
場所：1階　Opne MUJI

出店：7月16日（日）11時から16時ごろ

 
平野愛
写真家。1978年京都市中京区出身。御所南で築100年の洋風町家で育つ。自然光とフィルム写真にこだわったフォトカンパニー［写真と色々］共同設立。無印良品 堺北花田&京都山科つながる市プロジェクトフォト（2018-）・MUJI引っ越しサポートBOOK（2022）、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」劇中写真担当（2020-2022）など。生活雑誌「ちゃぶ台11」（ミシマ社）では表紙写真とエッセイを寄稿。




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