今回はお店を飛び出し、誠光社で開催中の『moving days』刊行記念写真展の様子をお届けします。
2018年私家版での『moving days』刊行から5年を経て、この度誠光社から新刊を発行された写真家・平野愛さん。わたしたちもつながる市や、住まいの写真などで長年お世話になっています。そんな平野さんがライフワークとして取り組まれている引っ越し写真の展示は、京都でも久しぶりで楽しみに伺いました。
ブースに足を踏み入れまず目に入ったのは、無印良品のフォトフレームを組み合わせて展示されている光景でした。
「大・小色々なサイズで並べていますが、それも含めてデザインされています。窓のようにも見えるし、間取りのようにも見えるね、って言われます」と平野さん。知らない人のはずなのに不思議と親しみを感じてしまうような、あたたかな平野さんの写真ともとても合っているように感じました。
これは、展示作品がフレームごと収納できるというmoving days box。
「引っ越しの段ボールをイメージして、実は木製なんです(笑) 展覧会では什器として、巡回時は梱包、会期が終われば保存ボックスとして寄り添ってくれる存在になります」
今回の写真展でフレームやボックスの設計を担当されたのは大阪を拠点に活動されているデザイン事務所・NO ARCHITECTSさんです。
「ちょっと、この装丁も見てください」
カバーをめくった表紙の色は“明るい曇り”をイメージされたのだそう。シルバー箔が静かに光ります。
「引越しは、晴れでも雨でもない中間のできごとのような気がしています。そしてだんだんと日常に戻っていくときに光が差し込めばいいな、とそんな気持ち」
この5年間で、17組もの引っ越しの場面に立ち会って、シャッターを押し続けた平野さん。今回、書籍に登場するのは7組ですが、平野さんが切り取った光景はかけがえのない瞬間です。ぜひ書籍や展覧会で、平野さんの綴った文章とあわせてじっくり味わってくださいね。無印良品 京都山科のMUJI BOOKSでも取り扱い予定です。
『moving days』
写真・文:平野愛
発行:誠光社
価格:本体3,000円+税
※4月22日(土)には刊行記念トークイベントも開催されます。引っ越し写真の登場人物の面々も会場にいらっしゃるそうです。詳しくは
こちらまで
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#どこへではなく、何から引っ越すのか
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