こんにちは。
広島パルコのやさい担当です。
今回のおたよりでは、前回に引き続き、三原市小泉町の里芋生産者の瀬戸ふるさと農園をご紹介します。
とってもおいしい三原市小泉町の里芋は、広島パルコの7階の食品売り場で販売中です。
今週も入荷した新しい里芋が並んでいますので、ぜひご覧になってくださいね。
10月に里芋生産者の瀬戸ふるさと農園さんの圃場見学に行きました。
生産者の岡田さんからたくさんお話を伺う中で、昔の農業についての興味深いお話がありました。
「山から流れた栄養分は川をつたって、最後は海にたどり着く。その栄養をあまもという海藻が吸着する。農家が山を下りてそのあまもを刈りに行き、畑に肥料として循環していた。」
この方法は瀬戸内沿岸でずっとされていましたが、重労働なので、化成肥料・機械化が進むにしたがって、そういった農法がされなくなっていったそうです。
「あまも・牡蠣殻・落ち葉。その土地にあったいろんなミネラルを加えることで土が豊かになる。その豊かな土で育った力のある野菜を3食生涯食べて身体に取り入れるのとそうでないのでは、間違いなく身体も違ってくるはず。いまは川もダムでせき止められて断絶しているが、昔は当たり前だった循環を取り戻すことが大切だ」と岡田さんはおっしゃいます。
交通の便もよくなかった昔に山と海が循環していた。そんなお話を聞きながら、受け継ぐ、循環する、ということの大切さについて考えさせられました。
次回のおたよりも、引き続き瀬戸ふるさと農園の圃場見学の様子をご紹介します。
無印良品 広島パルコ