「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
「天下取っても二合半」
「吾唯足知(われ、ただ足るを知る)」
古くから過剰になるのではなく身の丈に合った裁量を重んじたり、自然であるがままの美しさや引き算による美徳を表した言葉が数多くあります。
今月のMUJI BOOKSのテーマは「腹八分目」
4つのカテゴリーから軽やかな心もちになるヒントを散りばめました。
【食べすぎない】
つい食べ過ぎてしまう食欲の秋。冬の前に、からだの本能が勝手に蓄えたくなるのだとか。今年こそ無理をしない断食入門、野菜がおいしくなるヴィーガンレシピなど、食べすぎない方法をマスターしたい。
【ちょうどいい】
欲望のコントロールは自分次第。自己分析する作家、孤独の境地で歌う俳人、クッキーを食べきらないように試行錯誤するカエルくん。荒れやすく崩れやすい心を、しっとりと整えてくれる本を選びました。
【からだの自然】
最近、深呼吸していますか?夜は熟睡できていますか?どれほど暮らしが便利になっても、生活のすべてがIC制御できても、からだは自然のまま。今日は、からだのお手入れ。内なる声に、耳を傾けてみませんか。
【引き算の美】
おうち時間が長引いて、ものが増え過ぎていませんか?家は、人を写鏡。心地よく、ちょうどよい暮らしは、引き算から始まる。長いときを経て受け継がれてきた日本の美意識を、秋の夜長に読み耽りたい。
決して満たされることのない欲望に万進するのではなく。
既に足りている状態に目を向けてはどうでしょう。
「これがいい」ではなく「これでいい」
無印良品 グランフロント大阪