アトレ恵比寿MUJIBOOKS店内で毎日お伝えしている「今日のずっといい言葉」から、特に印象的だった言葉を週替りでお届けします。
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『自分の薬をつくる』
出版社:晶文社 著:坂口恭平 税込1,650円
今日のずっといい言葉
「適当なアウトプット」
年齢を重ねていくと、自分の好きなものが何か分らなくなることありませんか?
若い頃は、映画や音楽、ファッションなど好きなものをいくらでもインプットして吸収できたのに、年齢を重ねると、好奇心がなくなり、好きなものが分からなくなる。
このような症状に陥ってしまった方を著者は「アウトプットの時期にきている」と言います。長年、インプットしてきたものが自分の中で飽和し、新しい情報に目新しさを感じなくなっている状態です。
そう感じたらインプットしてきた情報を自分というフィルターを通して変換し、アウトプットする必要があるのです。しかし、アウトプットと聞くと、途端に委縮してしまう人が多いのではないのでしょうか?
例えば、文章を書くのが苦手、作る技術がない、人前で何かするのは恥ずかしい、他人から評価されるのが怖い、理由は様々あると思います。
そこでお伝えしたいのが「適当なアウトプット」です。
人に見せることは考えず、自分の欲しいものを、思いついたまま、さっと作る。
ついお手本を見ようとしてしまいますが、我流で大丈夫です。そして、作ったものを他と比較しないことが重要です。作りたいものをただ作るというシンプルな欲求を満たすことが感性を若返らせてくれるような気がします。そして、ひとしきり作り終えた時、またインプットを楽しめるようになっているはずです。
インプットとアウトプットの循環を整えることで、世の中に数多ある素晴らしい作品を楽しみましょう。それが、人生の豊かさに繋がるのではないでしょうか。
最後に、もし作品を発表したいと思えた時が来たら、是非世の中に発表してみて下さい。一人でも人の心を動かすことができる作品であったなら、素晴らしい体験をすることができるでしょう。
アトレ恵比寿 MUJIBOOKS担当 松居淳平
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