【イオンモールKYOTO】当世日本茶湯見聞記‐五感探索・嗅の段 | イベントレポート

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2019/12/11

今年の2月から「五感探索」というテーマで開催されている陶々舎さまによる人気のワークショップ。

目の段、触の段、聴の段、に続き今回は、陶々舎さまによる「当世日本茶湯見聞記-五感探索・嗅の段」ワークショップの様子をレポートします。

普段、生活するなかで、喫茶店の前を通るとコーヒーのにおいがしたり、花壇のそばを通ると花の香りがするなど、無意識ににおいに気付くことは多くないですか 。

なかなか、日常生活で、意識的ににおいを嗅ぐことってありませんよね。

しかし、意識的ににおいを嗅ぐことによって新たな発見が生まれ、日々の生活をよりわくわくしながら過ごせるかもしれません。

今回のワークショップでは、そんな「嗅」の感覚を研ぎ澄ませ、非日常的な体験を参加者の方と楽しみました。

まずは、うすく切った柚子の皮をいれたお湯を飲んでいただき、柚子の香りを嗅いでいただきます。少し意識するだけで、感じる香りが全く違うという声を多く聞きました。

柚子の香りについてそれぞれの意見を交わしあった後に、店内の匂い散策に出ていただきます。においを意識して店内を回ると、色々な発見があったようですよ。普段、食品の売場を歩くと、カレーやお菓子の匂いを感じるのに、視界を狭めて匂いだけを意識すると何も匂いを感じなくなったり、人ごみの横をすれ違うだけで色々なにおいが混ざり合っていることに気がついたりと意識するだけで日常生活のなかに新しい発見をする事ができるんです。

散策し、それぞれが感じたことを言葉にして表現しあってました。人によって感じ方が全く違うので、好奇心に溢れながら皆さん意見を出し合ってました。

最後に、陶々舎さまが丁寧にお茶を入れて下さいます。ここまで、ずっとにおいに意識されていたので、感覚が研ぎ澄まされ、いつもよりもお茶の深みを味わえたり、わたがしの甘味を強く感じるなど、ここでも新たな発見があったようです。

秋から、冬に変わっていく季節の変わり目のなかで、意識的ににおいを嗅ぐことによって、季節の変化を新しい感覚で味わってみてはいかがでしょうか。

次回も「五感探索」というテーマで開催予定ですので、ぜひお楽しみに。

 

無印良品 イオンモールKYOTO