【イオンモールKYOTO】京都府京丹波町の稲作文化を伝えるー稲刈り・後編 |イベントレポート

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2019/11/01

前回に引き続き稲刈りのレポート、後編です。

参加者のみなさんが稲刈りをしている間に、今回もスタッフでお昼ご飯を作ります。
今回も京丹波の秋の美味しさを味わってもらいたいという思いから、和知の栄養士さんともご相談いただいて、メニューは栗ご飯と豚汁に決まりました。

京丹波地域の気候風土を生かし、豊かな自然環境の中で丹精込めて育てられた京丹波産の香りがよくまろやかな甘みの栗や、匂いまつたけ味しめじ、と言われるしめじの中でも一番おいしいと言われているハタケシメジ。

和知の小畑豆腐は黒豆を使ったこだわりのお豆腐。
白土村つくり会の方たちがつくっているカボチャや、木からもぎたての柿も差し入れしてもらいました。

栗はたくさんあるので、栗ご飯と、残り半分で茹で栗をつくります。

今回もこのあたりの白土地域でとれたばかりの新米と赤米をご用意いただきました。
栗ご飯には普通のお米にもち米を混ぜて炊くと美味しいんだそうです。なのでもちもちとした赤米を混ぜて炊くことにしました。

お米はひとつのざるには入りきらないのでみんなで手分けして研ぎます。
こんなにたくさんのお米を研ぐ経験はこれから先あるんでしょうか。

たくさんの食材を切るのもなかなか大変。大きなカボチャはスライスしてシイタケと一緒に焼きましょう。

とってもみずみずしい京かんざしの人参の葉ではおひたしをつくります。

稲刈りが終わるのが13:00の予定。
間に合うように急ぎましょう!

栗ご飯がおいしく炊き上がりましたよ!

湯気がたちのぼるのが見えますか?

ちょうど同じタイミングでとっても具沢山な豚汁も出来上がりました。

雨が時おりパラパラと降るので、集会所内と外とに分かれてのお昼ごはんです。
今回もエコの観点から、みなさんにお箸や食器をご持参していただきました。

かぼちゃとしいたけは炭火で焼きます。

肉厚のしいたけはこんがりと焼いてバターとお醤油、そしてすだちを絞っていただきました。

みなさんいっぱいおかわりしてくれて、すぐにお鍋がからっぽになりました。

さてお昼ご飯でおなかがいっぱいになったら、もう一つのお楽しみ「苔玉ワークショップ」が始まります。

わち山野草の森で育てられた野草を使います。

まずはプレートにコケを裏向けて広げて、その上にドロドロのケト土をたっぷり塗っていきます。

その上にポットから取り外した山野草の苗をのせて、苔で包み込むように丸くまとめていきます。

形が整ったら、苔の周りを黒い糸でくるくると巻き付けていきます。

少し力を入れて強めにぐるぐると巻き付けるのがコツですよ。

みなさん丸かったり、四角かったりそれぞれ好きな形に整えていきます。

巻き終わった糸の端をへらで苔玉の中に押し込んだら完成です。

今回は台風の接近で、直前まで稲刈りを中止せざるをえないかもしれないという状況でした。

しかし、みなさんに6月に田植えしてもらった稲がこんなにもたわわに実った姿をどうしてもその目で見てもらいたい!という想いから、多少の雨なら中止にはせず現地まで足を運んでもらって、和知の自然を家でも身近に感じてもらえるよう、室内でも開催できる苔玉ワークショップの企画を進めてきました。

幸い当日は小雨になり、稲刈りも無事開催することができ、あわせて苔玉ワークショップも楽しんでいただけてスタッフ一同ホッとしております。

収穫したお米は、近々参加者の皆さんのお手元に届く予定です。
みなさんがつくったお米はきっと美味しいはずですね。春に田植えをして、秋に実った稲を刈り、米をとった後に残った稲わらでしめ縄を作って新年の用意をして1年を締めくくります。

京丹波町の稲作文化はみなさんに伝わりましたでしょうか。

12月には、今回刈った稲のわらを使う「しめ縄づくり」のワークショップの開催を予定しています。

お楽しみに。

 

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