腕利きの糸島ファーマーたちの「旬の味」

腕利きの糸島ファーマーたちの「旬の味」

諸国良品

2017/09/15

福岡市の西に隣接し、都市と豊かな自然の2つの顔を持つ「糸島」。対馬暖流の影響により、年中温暖な気象条件に恵まれ、年間を通じて多種多様な農産物が作られています。そんな糸島の野菜や果物を販売する「糸島ファームハウス」は、40年以上にわたり生産者と共に歩んできました。現代表の仲原寛貴さんは4年前、28歳の時に父親から事業を継承。奥さまと2人で糸島の生産者の思いを伝えるべく奮闘中です。

もともと車の整備士をしていた仲原さんでしたが、糸島では農家の世代交代が進み、若い農家の気持ちがわかる仲卸にお願いしたいという周りからの要望がありました。また、父親からも「跡を継いで欲しい」とよく言われていたそう。

そんな折、仲原さん夫妻に長女が誕生し、それまでよりも食べるものの安全性などを意識するように。「自分たち家族だけでなくみんなにも、糸島の安心安全な物を届けたいと思い継ぐことを決意しました」と話します。

現在60名程の生産者を抱え、“顔の解かる商品”をモットーにしている「糸島ファームハウス」。栽培記録をきちんとつけていて、出来る限り農薬を使わない等に留意した農産物を生産者に代わってお届けしています。「商品に詰まった農家さんの苦労やこだわりも伝えられたら…」と仲原さん。

また、2017年5月には直売所の施設内に産直レストラン「e.verdure(エ・ヴェルドゥーレ)」をオープンさせました。店名はイタリア語で「野菜と」という意味。朝、仕入れたものでレストランはメニューを作り、お客様は食べて気に入ればレシピと共にその素材を購入できるという循環システムを作り上げました。

糸島で生まれ育った仲原さんは、「大好きな糸島の情報を発信することで、故郷に恩返しできたらという想いで日々生産者の元へ通っています」と語ります。彼がタッグを組んだ腕利きの若手糸島ファーマーたちの「旬の味」をぜひお楽しみください!

生産者紹介

  • 糸島ファームハウス

    生産者名 糸島ファームハウス 詳細

    仲原商店として地元糸島の野菜や果物を扱う仲卸業をスタートして44年。現在は、直売所「糸島ファームハウス」」の運営に加え、糸島や福岡市内の飲食店を中心に旬の農産物を供給している。また、糸島で約30年作っている添加物を使わない平飼いの卵「天上卵」の生産・販売も行うほか、産直レストラン「e.verdure(エ・ヴェルドゥーレ)」の運営も行う。