土耕栽培の理由。土の持つ力を活かしたいちごづくり【雪本ふぁーむ】

土耕栽培の理由。土の持つ力を活かしたいちごづくり【雪本ふぁーむ】

諸国良品

2025/02/01

果物作りは土、水、太陽が大切といわれています。その中でも土は生産者の力が一番発揮されるところで、人間が食物から必要なエネルギーを補うように、植物は土から栄養を吸収します。 そのため、たっぷりとした土はかかせません。

農業も効率化が進み、いちごも多くはプランター(鉢)を使った高設栽培や水耕栽培になりました。必要な栄養や水をプランターに 入れ栽培する方法です。ただ、プランターではどうしても物理的に土の量が少なくなります。

雪本泰嗣さんは、高設栽培ではなく『土耕栽培』という方法をとっています。
まず土にしっかりと栄養を補い、豊富な土からたっぷりと栄養分を吸収する。雪本さんの作り方は言わば基本どおりです。
この方法、実は昔から作ってきた本来のいちごの作り方です。

記事内画像:001 土耕栽培の理由。土の持つ力を活かしたいちごづくり【雪本ふぁーむ】

土に苗を植えてそれを収穫する、 説明すると簡単ですが、逆に作業はたいへんな労力がかかる上、収穫量は限られます。それでも、雪本さんが昔ながらの作り方にこだわるのは、味がしっかりと濃いいちごを作りたいからです。

どんどん高設栽培に切り替わるなか、雪本さんはこれまで父から引き継いだ土耕栽培を続けることを選んでいます。
『雪本のいちごは味が濃くて美味い!』。そう言ってもらうために、雪本さんは毎日腰をかがめながらいちごを大切に育てています。

記事内画像:002 土耕栽培の理由。土の持つ力を活かしたいちごづくり【雪本ふぁーむ】

受粉にかかせないミツバチ。近年なぜか激減しています。
今、雪本さんは悩みのひとつは、蜂を手に入れる難しさです。

記事内画像:003 土耕栽培の理由。土の持つ力を活かしたいちごづくり【雪本ふぁーむ】

← 前の記事へ

次の記事へ→

← 前の記事へ

次の記事へ→

生産者紹介

  • 雪本ふぁーむ

    生産者名 雪本ふぁーむ 詳細

    雪本ふぁーむのある岡山県岡山市の西隆寺は果物産地として有名な地区。春はいちご、冬はあたご梨のほか、雄町米という酒米も作られています。
    雪本ふぁーむでは「やよいひめ」と「おいCベリー」の2品種のいちごを、土づくりからこだわって作っています。

関連商品