新宿発!復活した在来種「内藤とうがらし」【内藤とうがらしプロジェクト】

新宿発!復活した在来種「内藤とうがらし」【内藤とうがらしプロジェクト】

諸国良品

2024/09/01

江戸時代の宿場町、内藤新宿で育てられた在来のとうがらしです。一度、明治に入り絶滅しましたが、2010年内藤とうがらしプロジェクトが発足し見事復活、現代に蘇りました。この内藤とうがらしは辛さだけではなく、風味、香りのバランスがよく、おいしさを引き出す役割をもつ唐辛子です。

新宿発祥の内藤とうがらしは、当時江戸の蕎麦人気とあいまって薬味として愛用されてきました。「内藤とうがらし」は江戸中の評判になり、内藤新宿界隈は当時真っ赤な絨毯を敷きしめた光景といわれるほど内藤とうがらしの一大産地だったようです。

特徴は、キレの良いピリッとした辛さ。 だしや隠し味としての役割としても、内藤とうがらしと他の食材などとのあわせて使用することで、おいしさを引き出します。調味料などに内藤とうがらしの風味をうつして調理すると、よりおいしさが際立ちます。

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内藤とうがらしの収穫は、真っ赤に熟したものを1個ずつ収穫し、天日と低温にてじっくり乾燥させます。とうがらしのヘタは地域の福祉作業所のメンバーにもご協力いただき、丁寧にとります。それから用途に合わせて粉砕し、加工品の原料となります。

内藤とうがらしは地域の小学校での学習でも教材として使われています。みんなで育てたとうがらしをおいしく食べるためにどんな食べ方が良いか考え、そのアイデアを参考に、内藤とうがらしの加工品の商品づくりを行います。

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地域の人々や子供たちと一緒に未来を描く、新宿の伝統・在来野菜「内藤とうがらし」。伝統と未来に想いを馳せながら、是非ご賞味ください。

生産者紹介

  • 内藤とうがらしプロジェクト

    生産者名 内藤とうがらしプロジェクト 詳細

    2008年江戸新宿の歴史研究「とうがらし史」編集。2010年内藤とうがらしプロジェクト発足。2013年内藤とうがらしの種復活、江戸東京野菜認定。2018年内藤とうがらし地域団体商標登録。2020年SlowFood Taste of Ark 「味の箱船」認定。新宿の地域ブランドに。内藤とうがらしを通じ、学校、企業、団体、個人など地域の誇りとなるよう伝統文化を守り、伝え、つなげ、そしておいしさを追求。

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消費税込486