日本のボルドーと呼ばれる地で育った「至高のぶどう」

キービジュアル画像:日本のボルドーと呼ばれる地で育った「至高のぶどう」

諸国良品

2017/08/16

長野県のなかでも北信と呼ばれるエリアに属する坂城町。年間降水量が836mm(過去10年平均)と本州で最も雨が少なく、朝晩の気温差と砂利質の土壌が、フランスのボルドー地方の気候と土壌に似ているため、“日本のボルドー”とも呼ばれています。そんなぶどう栽培に適した地で、3代にわたって出来るだけ農薬に頼らずに自然な状態でぶどう栽培を続けている「上ノ原果樹園」から、旬のぶどう詰め合わせセットをお届けします。

約1.6ヘクタールの広大な敷地で、試験栽培などを含め約30種類のぶどうを栽培している上ノ原果樹園。大正時代に、先々代が開園した当初より現代に至るまで、「自然な樹形・伝統的な栽培方法・減農薬・手間を惜しまず・有機肥料のみ使用」の5つを守り通しています。

小ぶりの房に大きな粒を付ける栽培法も上ノ原果樹園流。そうすることで手入れが行き渡りやすくなり、結果、味が凝縮されたぶどうに仕上がるといいます。
「糖度が高いだけが美味しいぶどうじゃないと思うんです。香りや酸味、渋味などに加えて甘みも感じるぶどうが、僕が目指しているぶどうです」

そう話すのは、上ノ原果樹園3代目の成澤直さんです。もともと建築設計の仕事をしていた成澤さんは、家業を継がない不届き者にはなりたくないと、29歳の時に実家に戻りました。建築業界ではISO14000といった環境マネジメントの国際規格への登録が盛んで、農業にも同様の基準がないものかと、戻るやいなや探し始めたそうです。

ちょうどその頃、日本GAP協会が農場審査・認証制度の「JGAP」をスタートさせるという時期で、成澤さんはすぐに取り掛かり、帰郷から2年後にはJGAP認証を取得します。今ではJGAP指導員の顔も持つ成澤さん。「対外的に“食の安全・環境保全に取り組む農場です”と言ってもらえた方が、安心感が増しますよね」と話します。

「子供たちが思いっきり畑で遊べて、安心して食べられるぶどうをつくりたい」という言葉の通り、休みともなると3人の子供たちと愛犬もぶどう畑を走り回っているそうです。それぐらい農薬も削減し、丹精込めてつくられたぶどうはまさに至極の一房。是非、ご賞味ください。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 上ノ原果樹園

    生産者名 上ノ原果樹園 詳細

    日本のボルドーと呼ばれる信州坂城町で、父子+黒柴で人にも犬にも優しいぶどうづくりを手掛ける農家。3代に渡って、出来るだけ農薬に頼らずにぶどうを栽培している。現在ではJGAPに基づく管理手法で、食の安全や環境保全にも取り組む。