発酵のチカラを研究してきたからこそできる商品づくり

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諸国良品

2017/05/26

マリポ農園のテーマは『里山と発酵』。代表の古木さんのお話をお伺いし,改めて日本の生活の知恵や文化を振り返りました。元々、日本人は発酵食品と暮らす術を沢山もってます。麹・味噌・醤油・納豆・酒・糠漬け....そう考えると、おそらく毎日のように発酵食品を口にしています。古木さんは専門分野である発酵に特化した商品づくりをしています。写真は白い菌糸をつくるカビで大豆を発酵させたインドネシアの伝統発酵食品「テンペ」です。

古木さんは大学院まで微生物研究をしていて、その技術を使って、「今すぐに役に立つ仕事をしたい!」と青年海外協力隊でコスタリカへ。そこでもやはり微生物のチカラを借りていたそうです。

中米のスイスと言われるコスタリカは牧畜が盛ん。しかし、その美しい自然がチーズ工場からでる排水で汚れてしまっていたそうです。それを、発酵のチカラを借りて汚染の原因物質だったホエーを発酵させて乳酸飲料の開発に成功したそうです。

隊員の任期後、帰国して発酵に特化した健康食品メーカーにて商品開発に取り組んで来たそうですが、利益追求だけでなく、一次生産者の思いを繋げるものづくりがしたいと退社を決意。

再びコスタリカに戻り起業し、7年半の歳月「MOTTAINAI」の精神と発酵の力を借りて規格外野菜や果物を使った商品開発と輸出をしていたそうです。

その後通訳として乗船したピースボートで地球一周を供にした仲間達と、「船を降りたら本当の意味での豊かな生活を実践しよう」とマリポ始動を考えたと言います。「マリポってどういう意味です?」とお伺いした所、

「マリポーサはスペイン語で蝶と言う意味です。一匹の蝶の羽ばたきは小さいけれど、みんなで力を合わせれば大きな動きになるかもと。地道な活動です。今では、みんな略してマリポって呼んでます」と。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 マリポーサ(マリポ)代表 古木真也さん

    生産者名 マリポーサ(マリポ)代表 古木真也さん 詳細

    2002年から始めた「マリポ」は、今までの生活がもたらした社会環境を見つめ直し、これからの生活が本当の意味で[豊か」になるための仕組みづくりをしています。農産物の生産・加工を担う「マリポ農園」、ゲストハウス「マリポの家」、販売店「マリポの店」、機能性食品研究開発・発酵ランチ・ケータリング「マリポ発酵ラボ」の4部門がイベントなどを通して有機的に絡み合って相乗効果を生み出す新しいソーシャルビジネスモデルを提唱しています。

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