こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
本日もイーアス春日井 MUJIBOOKSスタッフが毎日お伝えしている
「今日のずっといい言葉」から、素敵な言葉をお届けしようと思います。
.....
けだし、恋愛と酒は、手間をかけたほうが面白い。
『人と物 11』
著者 杉浦 日向子
.....
大江戸の息遣いを伝えるエッセイ集、現代とはまた違った感覚で、面白いです。
今までのずっといい言葉のおたよりから察している方もいらっしゃるかもしれませんが、
わたしは思考を巡らせること、特に愛や恋について考えることが好きです。
愛とはなにか、どう伝えるのがいいか、どう受け取ればいいのか、日々模索中です。
お酒はあまり飲まないので、ここでは割愛。
なんとなくですが、愛のほうが重みがあって、大切で、よりあたたかさを含むもの。
恋のほうがきゅんとする一時的な感覚、軽快、楽しいもの、のように感じます。
恋に始まり、幾月かの年月を得て愛になる、こういったことを思い浮かべますが、
江戸のころは全くの逆だったそう。愛が出世して恋になるのです。驚きですよね。
愛は物に対する執着心のことを言い、恋は一歩進んで人に対する気持ちで、手に入れようと行動することも含めて言います。
愛は眺めて慈しむもの、それだけで満足するもので、恋は手に入れるためのアプローチを仕掛けるもの、となります。
個人的には、この考え方がどのタイミングで逆転したのか気になるところ。
歴史には明確に記すことができない思想の変化は、モノコトの変化よりも重要だと私は思います。
時代の変化とともに考え方や感じ方が多様に増え
これは絶対に良い悪い、と簡単に決められない流動的な今を生きる我々ですが、
自分がなんとなく いいなあ と思った考え方や、それらを大切にする人々を、同じように大切にしていけたら
それでいいんじゃないかなぁと思う今日この頃です。
当店で取り扱いのある書籍から MUJIBOOKSスタッフが見つけた、いい言葉を伝えています。
中央広場にて「今日のずっといい言葉」毎日更新しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
毎日のちいさな幸せのとなりに、MUJIBOOKSの本を。
ではまた次のおたよりで。
無印良品イーアス春日井