【春日井】今日のずっといい言葉 MUJI BOOKS

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MUJI BOOKS

2023/10/22

こんにちは、無印良品イーアス春日井です。


本日もイーアス春日井 MUJIBOOKSスタッフが毎日お伝えしている


「今日のずっといい言葉」から、素敵な言葉をお届けしようと思います。

 
【春日井】今日のずっといい言葉 MUJI BOOKS


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ぼくが暮らしているここだけが世界ではない。
 
 
さまざまな人々が、それぞれの価値観をもち、
 
 
遠い異国で自分と同じ一生を生きている。




『旅をする木』


星野道夫





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本書は、星野道夫さんが綴ったエッセイ。
 
 
広大なアラスカという土地で、美しい自然や動物たちの生きざまを写真に撮る中で、
 
 
感じたことや日々の出来事などをまとめあげた名作です。
 
 
星野さんの言葉はとても純粋で自然。
 
 
だからこそ、この世の中の多くのことが内包されているような世界観を感じます。
 
 
 
今日のずっといい言葉も、そんな広い世界で生きている星野さんならではの言葉。
 
 
当たり前のようなことだけれど、日々の中でこれを感じて生きていくことは、
 
 
なんて難しいことなのでしょう。
 
 
テレビやラジオでニュース番組を見ていると、どこかの国のニュースを他人事のように感じてしまいます。
 
 
「この国で悲しいことが起きたんだ、じゃあ自分にはどう影響があるのだろう」
 
 
そんなことにばかり意識が向いてしまいます。
 
 
でも、その事件は自分自身と決して遠い話な訳ではなくて、その人だって自分と同じ一生を生きている。
 
 
価値観に関してもそう。
 
 
「当たり前」は人によって違うものだから、だれがどんな価値観を持っているのかはそれぞれです。
 
 
自分の見えている世界と隣にいる人の見えている世界が違うということは、
 
 
忘れてしまいがちだけれど、常に頭に置いておきたい、なんて思います。
 
 
 
「ぼくが暮らしているここだけが世界ではない」という言葉に沢山の意味を感じます。
 
 
「辛ければ違う世界に逃げてもいい」という意味であり、
 
 
「たくさんの世界があることを理解しなければ、誰かを傷つけるかもしれない」という意味でもあり、
 
 
「違うと思っている人も同じ世界を生きているんだ」という意味でもあります。
 
 
言葉は受け取る人にとって毒にも薬にもなります。
 
 
それは、それぞれに世界があるから。
 
 
誰かの世界を、決めつけることも、無視することもなく、ただ想像する。
 
 
それだけで、すこし自分にとっての世界も変わるんじゃないかと思います。
 
 
 
 
 
 
 






当店で取り扱いのある書籍から MUJIBOOKSスタッフが見つけた、いい言葉を伝えています。



中央広場にて「今日のずっといい言葉」毎日更新しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
 
 
 
 
 
ではまた次のおたよりで。




無印良品イーアス春日井