【春日井】今日のずっといい言葉 MUJI BOOKS

こんにちは、無印良品イーアス春日井です。


本日もイーアス春日井 MUJIBOOKSスタッフが毎日お伝えしている


「今日のずっといい言葉」から、素敵な言葉をお届けしようと思います。

 

.....




『そりゃあ、よかった。
 
 
まあたらしい一日ねえ』




『まあたらしい一日』


いしいしんじ





.....



いしいしんじさんが紡ぐ27の短編。
 
 
その世界観を更に深めるような、tuperatuperaさんのイラスト。
 
 
本書は、そんな独特なことばとイラストが、
 
 
妙に心に残って離れないような、そんな一冊です。
 
 
 
今回の「ずっといい言葉」は、その中でタイトルにもなっているお話から。
 
 
おばあちゃんが孫に「今日は何の日だい？」と毎日尋ねる中で、
 
 
孫が「〇〇の日だよ！」と答えると、おばあちゃんはいつも、
 
 
「そりゃよかった。まあたらしい一日ね。」と返します。
 
 
そんなおばあちゃんの姿に、なんだか忘れていたものを思い出すような気がします。
 
 
 
最近、ぼくは昔の友達と食事に行きました。
 
 
変わっていないようにふるまえばふるまうほど、
 
 
今の自分との違いが浮き彫りになっていくようで。
 
 
それぞれが大きく変わってしまった訳ではないのに、
 
 
なんだか関係性も少し変わってしまったような気がして、少し悲しくなってしまいました。
 
 
生きている中で、人間は色々なことを忘れていきます。
 
 
ぼくも、最近なんだかいろいろなことを忘れてしまっているような気がします。
 
 
忘れてしまっていると気づいた時に、悲しいような、寂しいような気持ちになります。
 
 
一生覚えていたい、大事なものだったはずなのに、忘れていってしまう。
 
 
ずっと続いてほしかったような一日が、過ぎ去ってしまう。
 
 
でもそんな時に、ぼくはこの言葉を思い出します。
 
 
「そりゃよかった。まあたらしい一日ね。」
 
 
過ぎ去ったものを数えてしまいがちですが、こんな風に、
 
 
毎日がまあたらしい一日だと思って生きられたなら。
 
 
なんだかすごく明るい気持ちで生きていけるような気がします。
 
 
関係性や、大事なものが変わっていってしまっても、自分は自分。
 
 
「まあたらしい一日」を抱いて、前向きに挑戦していく。
 
 
そんなことを心掛けたいと思います。
 
 
 
 
 






当店で取り扱いのある書籍から MUJIBOOKSスタッフが見つけた、いい言葉を伝えています。



中央広場にて「今日のずっといい言葉」毎日更新しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
 
 
 
 
 
ではまた次のおたよりで。




無印良品イーアス春日井