【春日井】『人と物』シリーズ 新商品刊行のお知らせ │ MUJIBOOKS

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MUJI BOOKS

2022/09/17

こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
 
 
 
MUJIBOOKSが刊行している「人と物」シリーズをご存じでしょうか?
随筆家、詩人、科学者、映画監督など、ジャンルを問わず、くらしを見つめた文筆家を取り上げ、複数の短編を集めて一人一冊のアンソロジーに仕上げています。
今回は、そんなMUJIBOOKSの人気シリーズに新商品が仲間入りしたのでご紹介いたします。

 
【春日井】『人と物』シリーズ 新商品刊行のお知らせ │ MUJIBOOKS

 
今回新しく出版された本は、『牧野富太郎』『宮沢賢治』『茂田井武』の3冊。

 
【春日井】『人と物』シリーズ 新商品刊行のお知らせ │ MUJIBOOKS

 
『牧野富太郎』
 
まず一冊目は『牧野富太郎』。生涯を草木に捧げ、日本の植物学の父と呼ばれた人物です。
本書の冒頭、「牧野富太郎の言葉」という章を読むだけで、どれだけ植物を愛していたのかがすごく伝わってきます。
「草木は私の命でありました」と、言い切ってしまえるほどの情熱。
そして、「花と恋して五十年」と言ってしまうほどの愛。
 
言葉だけじゃなく、牧野富太郎氏が描いた植物図も掲載されています。
細かいところまで描かれた植物と、それに対する知識。
本当に好きなことが伝わってくる様子は、読んでいて楽しくなってしまいます。
 
 
【春日井】『人と物』シリーズ 新商品刊行のお知らせ │ MUJIBOOKS
 

『宮沢賢治』
 
そして、二冊目は『宮沢賢治』。「銀河鉄道の夜」をはじめ、童話や詩など、数多くの作品を生み出し、多くのファンから長く愛し続けられる作家の一人です。
一冊通してどこを読んでも、彼の卓越した言葉選びのセンスを垣間見ることが出来ます。
ぼくは、宮沢賢治氏の有名な作品をいくつか読んだことがあるのですが、ひとつひとつの作品を読むと、どうしても話の内容などに注目してしまいます。
しかし、こうして言葉を抜き出すと、どの言葉にもリズムがあることが分かります。
宮沢賢治氏の言葉にあるリズムはどれも独特で、そしてそれが心地良い。
まるで文字が踊っているように生き生きしていて、パラパラ読むだけで楽しくなります。
 
そして、宮沢賢治氏が愛したという植物や鉱物のスケッチも収録されています。
宮沢賢治氏に関わる本は世の中に沢山あるけれど、ここまで載っている本は少ないように思います。
とても「人と物」シリーズらしい、素敵な一冊です。
 
 
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『茂田井武』
 
そして、最後の一冊は『茂田井武』。
童画を中心に活躍した昭和の天才画家の一人です。
彼の残した言葉たちは、どれも素朴で、実直で、味がある。それはどこか、彼の描く絵と通じる気がします。
 
本書の中に、娘のために作った手製の絵本が収録されています。何を伝えようとしたのか、何を想って絵を描いたのかを考え始めると、気づけば時間が経っています。
明確に伝わるのは娘への愛情。
愛情をストレートな文章で伝えているわけではないのに、なぜこんなに愛があるのか考えてしまいます。
亡くなる直前まで書き続けたという手帳を見ても、本当に絵を描くことが好きだったのが分かります。
もしかしたらその分、ちょっと不器用な人だったのかしら。
そんなことを夢想しながら読むのが楽しい一冊です。
 
 
新作以外にも今まで出版した人と物シリーズにはたくさんのラインナップが。
価格はどれも税込みで550円。
これを機にお気に入りの一冊を見つけてみてはいかがでしょうか?
 
 
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BOOKS売場、ずっといい言葉の黒板の前にて展開しております。
是非お手に取ってご覧ください。

無印良品イーアス春日井