こんにちは、東京有明です。
最近すっかり肌寒くなって、冬の訪れがすぐそこまで来ている予感がしますね。
オープンを12/3に控えた無印良品東京有明では、賃貸住宅の空き室リフォームや、働くスタッフと考えるケア・ホーム、駅、廃校を開かれたコミュニティスペースにする取り組みなど、空間づくりを通じて場や地域の活性化を行ってきた経験を活かし、企画から考える空間づくりを行う、空間企画サービスを開始いたします。
コロナ禍でさらに加速する空き家や遊休地の増加、オフィス縮小、商店の活気減などに対し、空きスペースの使い方を協創しながら考えます。
ワークショップなどのプロセス構築、内装、什器、サイン計画、プロモーションツールも合わせてデザインを行います。
今回は無印良品を運営する良品計画が作った社員寮「MUJI BASE光が丘」をご紹介いたします。
MUJI BASE光が丘は、東京都板橋区の光が丘パークタウンゆりの木通り団地内にある、もともとは高齢者向け施設だったというスペースをリノベーションして生まれた施設です。
この施設が生まれた経緯として、良品計画が取り組んできたMUJI×UR 団地リノベーションプロジェクトがあります。
団地の良さを見直し、優れた部分を活かしながら無印良品の工夫をかけ合わせた賃貸住宅をつくっていくプロジェクト。これまでは住宅をメインにリノベーションを行ってきましたが、光が丘パークタウンゆりの木通りでは、地域と無印良品の繋がりを考える新しい取り組みが進んでいます。
空室となっていたこの場所を、何かに活用できないかという相談が良品計画に届いたのは2017年の夏。
団地周辺を散策していると団地の入居率が高いにもかかわらず、周辺を歩いている人が少なく、団地内に住民同士がおしゃべりをしたり、くつろいだりできる憩いの場が少なく活気がない印象。
プロジェクトメンバー内で検討を重ねた結果、施設をまるごとリノベーションして地域の住民との交流ができ、なおかつ研修で各国・地域から東京に訪れた社員向けの社員寮をつくることに決めました。
彼らの活動拠点になることから、「MUJI BASE 光が丘」と名付けています。
一般的な社員寮はキッチンやリビングなどを居住者で共有することが多いですが、それでは建物内だけで完結してしまい、外部への広がりは生まれません。
地域とつながり、団地ならではのコミュニティを築くためには、周辺環境を社員寮に取り込むことが必要なのではと考え、「街とシェアする社員寮」というコンセプトに辿り着きました。
団地の中庭に出入口が面した共用部と中庭をつなげ、宿泊者が地域の方々とコミュニケーションができる場としても活用します。
中庭ではイベントやマルシェを開催したり、メインフロアで気軽にくつろげたり、建物の中と外をゆるやかにつなぐことで地域の方に活用していただけるようにつくりました。
団地住民や、利用する社員の交流によって、このスペースにさまざまな価値が生まれるのではないかと思っています。
さらに、共用部に自然と人が集まるように、各部屋の内装と家具はあえて必要最小限にしています。
個室に設置したのはベッドとデスク、ワードローブバーのみ。それ以外の布団や照明、ラグ、日用品などのアイテムは、共用部にあるストック庫から必要なものを選べるようにしました。
ストックをシェアして好きなものを自由に使える仕組みにすることで、社員がいろいろな商品を試すきっかけになればと考えました。自分で実際に商品を選んで使ってみることで、新たな気づきにもつながります。
また、MUJI BASE光が丘には工房があり、商品の組み立てやDIYをすることも可能です。
無印良品のある生活を体験し、自分の手でくらしを整えることができる、それがMUJI BASE光が丘。
MUJI BASE光が丘は、国内外のMUJIスタッフの活動拠点になっています。
私たち法人担当は、インテリアや家具の雰囲気だけではなく、
使い方や収納のしまい方などお客様がくらしのイメージが持てるように心がけています。
ご希望に沿いながら、空きスペースの使い方を考えるお手伝いをいたします。
お気軽にご相談ください。
■法人HPトップページ
https://www.muji.com/jp/business/
■MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト
https://www.muji.net/ie/mujiur/
無印良品 東京有明