無印良品近鉄四日市では、もう読まなくなった絵本を地域のこどもにつなげていく、『つながる絵本』という取り組みをしています。
この『つながる絵本』は、みなさんから寄贈された絵本を保管しているコーナーのことで、お子様がもう読まなくなってしまった絵本は捨てずに、この『つながる絵本』へお持ちいただければ、また違う誰かの新しい絵本になるというものです。絵本版の物々交換のような取り組みで、地域のこどもたちに向けて、絵本を通じてみなさんをつなげていきたいという想いで始めた”絵本図書館”のようなものです。
もし、ご自宅にもう読まなくなった絵本が三冊以上がありましたら、当店までお持ちいただき、ぜひ寄贈してください。その際は、また新たに別の絵本を二冊お持ち帰りいただけます。もちろん一冊からの寄贈でも大歓迎です。
その『つながる絵本』から、今日は二冊の絵本を紹介します。
一冊目は、
「みんなでおはよう」
作: ナンシー・タフリ
訳: 当麻 ゆか
出版社: 福武書店
表紙のおんどりの真っ赤な‘とさか’が素敵です。
コケコッコーとおんどりの声で牧場の一日がはじまります。朝のすがすがしい空気をおなかいっぱいに吸い込んだひよこたちが、おさんぽしながら牧場の動物たちに朝のあいさつをしていくのがほほえましいです。
なんと全編すべてどうぶつたちの鳴き声のみの絵本です。
二冊目は
「くっついた」
作: 三浦太郎
出版社: こぐま社
生まれたばかりのあかちゃんのほっぺたって、なんであんなにすべすべなんでしょう。あかちゃんとくっつくとなんだか幸せな気持ちになります。こちらは、いろいろな親子がくっつく、ほほえましい絵本です。
この二冊の絵本は、『つながる絵本』のコーナーに寄贈いただいた本ですので、どちらも一冊ずつしかありません。そのため、こちらを御覧になった後でご来店いただいた時にはもう、新しいおうちの誰かの大切な絵本になってしまっているかもしれません。『つながる絵本』で出会う絵本は、偶然とタイミングということも重要なポイントですので、出会う&探す楽しみも味わえるコーナーです。そんな風に利用してくれると嬉しいです。
『つながる絵本』のコーナーは、木育広場と刺繍工房の間にあります。
ご自宅にある絵本を店舗にお持ちいただいた方は、衣類側にあるレジにてスタッフへお声がけくださいませ。
たくさんの絵本が地域のこどもたちに届くように、これからも無印良品近鉄四日市は、みなさんと地域の架け橋でありたいです。