こんにちは、無印良品 近鉄四日市です。
あっという間に、2020年も残り2ヶ月程。来年の手帳はもうお決まりでしょうか?
本日は、三重県の役立つデータ満載のスケジュール帳 ”三重県民手帳” をご紹介します。
三重県民手帳とは、多彩なスケジュール機能に加え、「三重県をもっと身近に」をコンセプトに、三重県が取り組む施策、三重県の誇れる文化や自然など、県民の皆さまに知ってほしい情報が満載の手帳です。
また、三重県の全国ランキングも載っています。
例えば、
乳用牛飼養頭数全国第1位とか、
液晶パネル出荷金額第1位など、全国に誇れるランキングです。
そして、データマニアの方に、特におすすめは
県勢データとして
■県民1人当たりの所得とか
■睡眠平均時間とか
■食事の時間など
必要な情報ではないけれど、全国のランキングも載っているので、
あれやこれやと想像しながら読み込むのも面白いですよ。
また、2021年版は「三重とこわか国体・三重とこわか大会」を全面的に応援する手帳になっています。
是非、国体情報の活用にもお役立て下さい。
カバーは2018年版に使用され好評を博した「伊勢型紙」を再び採用し、市松柄と千鳥柄の2種類です。
今回の県民手帳は、型紙職人が掘りその型で布に染めるという伝統的な「染め型としての伊勢型紙」にこだわっています。
【市松柄】 (どちらも、模様の中に”ミエ”の文字が隠れています。)
【千鳥柄】
「伊勢型紙」とは着物や手拭い、紙や革などに模様を染めるために使う伝統的な染色道具です。
江戸期には紀州藩の保護のもと、鈴鹿市白子・寺家・江島など限られた地域のみで製造販売が許され、産地として飛躍的に発展しました。
伊勢型紙で染められた繊細な図柄の型染めの着物は、武士の裃からやがて町人へと広まり、人気を集めました。
とっても繊細で綺麗な伊勢型紙。
どのように作られているのか、製作工程をご紹介いたします。(写真は2018年の県民手帳のもの)
1.図案
三重をモチーフにラフデザインを作成します。
2.彫刻
型地紙(和紙を柿渋で張り合わせた専用の材料)に、寸法を取り清書した図案を重ねて、引き彫り用に研いだ小刀で刻っていきます。
3.裏打ち
紗張りの準備として、彫り上げた型紙を濡らし型紙の裏側に白い和紙を貼ります。
4.紗張り
型紙の表側に目の粗い絹の綱を漆で貼り付け、丈夫にします。裏打ちは紗張りの際にはがします。
5.型紙完成
型紙の完成です。”染”の工程へ移ります。
6.型付け①
型紙を機枠に鋲で止め、台にセットします。生地の上に型紙を置き、染まるのを防ぐ糊をへらでつけます。
7.型付け②
生地を屏風畳にしながら、一枚一枚糊を付けていきます。花以外の部分が染まっていきます。
8.染め
生地の束の上から、染料を注ぎ込みます。染料をポンプで下から吸い込むことで、均一に染まります。
9.水洗い
余分な染料を糊と水で洗い落とします。
10.乾燥
天日に干して乾燥させます。
11.伸ばす
しわを伸ばします。
12.完成
厚紙と貼り合わせた染布を、手帳本体と合体させます。伊勢型紙カバーの県民手帳の完成です。
そして、2021年の県民手帳に使った、伊勢型紙を当店のOpen MUJIにて展示しております。
なかなか見れない、染めた後(使用後)の伊勢型紙をご覧ください。
なお、手帳は地階1階の丸善(MARUZEN)にて販売中です。
三重県にお住まいの方も、そうでない方も、是非お手にとってご覧くださいませ。