みなさん、こんにちは。
いつもfrom MUJIをご覧いただきありがとうございます。
9月1日が防災の日ということにちなんで、9月を防災月間とし、無印良品 銀座から週に1回、防災について考えるおたよりを配信します。
今回は、エチケットの備えとして、トイレを備えておくことの大切さについてお伝えします。
お腹が空いたり喉が渇いたりすることは、ある程度我慢したり支援物資やまわりの助け合いにより何とかなるかもしれません。
しかし、人間の生理現象であるトイレを我慢することは難しいのではないでしょうか。
慣れない状況による、緊張や体調の変化で回数が増えることも考えられます。
一緒に写っているのは「トイレットペーパー長巻シングル 250m/1ロール」 です。
過去に
Instagramの投稿でも紹介していますのでぜひご覧ください。
=災害時、水洗トイレは使えない=
大地震が起きて、水が止まると水洗トイレは流れなくなります。
また、建物が傾き、排水管や下水管が壊れてしまったら、トイレを使うことができなくなります。
水洗トイレが使えるかどうかを確認しないまま使ってしまうと大変なことになります。
無理に流そうとすると、トイレが詰まる、排泄物が外れた排水管からもれてしまうなど、さまざまな問題が起こるかもしれません。
また、マンション等で上の階のトイレの汚水が下の階のトイレであふれ出て大変だったということもあったそうです。
大地震が起きたら、まずは携帯トイレを取り付けましょう。
先手必勝です。
=災害時のトイレ事情=
家の水洗トイレが使えないと、使えるトイレを探すことになります。
仮設トイレは災害時、私たちの強い味方ですが、災害時には避難場所を中心に設置されます。
しかし、建物の倒壊や火災等による劣悪な道路状況であればすぐに設置することが難しくなります。
また、仮設トイレは基本的に屋外に設置されるので雨や雪が降った時や、夜間などは使いづらくなります。
小さな子供やご年配の方にとっては、和式で高い段差があることも課題になっているそうです。
震災時には、仮設トイレのくみ取りができなかった避難所で排泄物があふれ、衛生的にも精神的にも深刻な状況に陥ってしまったこともあるそうです。
=トイレ環境が悪いと体調を崩す=
トイレが不衛生で使いづらい状況になると、トイレに行く回数を減らそうとして水分や食事を控えてしまい、それがきっかけで体調不良を引き起こしてしまうことがあります。
災害時のトイレ事情は心身の健康につながる重要な問題です。
水分不足や運動不足が原因で、エコノミークラス症候群を引き起こす可能性もあります。
エコノミークラス症候群とは、ふくらはぎなどの静脈の中に血栓ができ、血管内を移動して肺を詰まらせる病気です。
息苦しくなったり、意識を失ってしまったり、最悪の場合死に至ることもあるそうです。
災害時にトイレ環境が悪いと、トイレに行く回数を減らそうとして「水分は控えよう」と考える傾向があります。
水分をしっかり摂って、トイレを我慢しないこと、そして軽い運動などをして体を動かすことが大切です。
無印良品では災害時に使える『
非常用トイレセット(いつものもしも) MJ-IMEMGT』を用意しています。
家庭の便座にセットする携帯トイレです。高分子吸収ポリマーが、排泄物の水分を素早く吸い取って固めます。3日分の目安です。
=使用済みの非常用トイレはどうやって処分するのでしょう=
使用済みトイレは、ほとんどは「可燃ごみ」として処分されます。
ですが、災害時は、ごみの収集が滞ることが予想されます。
臭いに配慮するため、密閉機能のある「袋」や「箱」を用意しておきましょう。
また、他の可燃ごみとは分け、排泄物が入っていることがわかるようにしましょう。
Instagramでも防災について紹介しています。
併せてご確認下さい。
次回はこちらのおたよりで、無印良品で販売されている災害時に役立つ『着るバッグ』を紹介します。
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