まるで初夏のように感じるほど気温の高い日々が続く近頃の鴨川です。
生産者さんの農作業も厳しくなってきているのではないかと少々心配になります。
みんなみの里のスタッフは、直売所に出荷に来た生産者さんに声をかけて、農産物はもちろんですが、生産者さんの体調もそれとなく様子を窺うようにしています。
春から初夏にかけての農作物の代表選手、キタアカリの「新じゃが」が直売所に登場しました。
この時季に収穫される「新じゃが」は皮が薄く、水分を多く含んだ果肉はやわらかいのが特長で、皮を剥かずに調理することで、栄養を逃がさずにまるごと吸収できます。
旬の野菜といっしょに煮たり炒めたりするのも良いですが、まるごと蒸して塩やバターをつけていただくのはいかがでしょうか。
皮ごと素揚げにし、塩をふっていただくのもおすすめです。採れたてならではの風味を味わえると思います。
とくに、キタアカリの自然の甘さを味わうには「新じゃが」が一番とも言われています。
デンプンが少なくホクホクした食感はないので、コロッケやポテトサラダにするよりも、簡単な調理の方が採れたての風味を味わえるかもしれません。
南米アンデスの山々で紀元前より食べられていたとされる「じゃがいも」はナス科の植物。16世紀にヨーロッパへ伝わり、19世紀にはヨーロッパ全域に広まりました。
「じゃがいも」が日本にやってきたのは1600年頃のこと。東洋貿易をしていたオランダ人によって長崎港に持ち込まれました。
貿易の根拠地がインドネシアのジャガトラ(現在のジャカルタ)だったことから「じゃがたらいも」と呼ばれ、次第に「じゃがいも」となっていきました。
また、じゃがいものことを「馬鈴薯(ばれいしょ)」と呼びますが、これは中国が由来とされています。マメ科のホドイモの形が馬の首につける鈴に似ていることから「馬鈴薯」と呼んでいたそうです。
ナス科の「じゃがいも」とマメ科の「馬鈴薯」が同一とされたのは、江戸末期のある学者が「馬鈴薯とじゃがいもは同じもの」と著書に記したことが始まりで、現在に至るまで訂正されずにいます。
多目的ホールにあるMUJI BOOKSには「そだててあそぼう ジャガイモの絵本」があります。歴史はもちろん、栽培方法や栄養素などがとても分かりやすく書かれています。
ぜひお手に取ってみてください。
********************************************************************************
いつもみんなみの里のブログをご覧いただきましてありがとうございます。
みんなみの里をフォローしていただくと、入荷情報やイベント情報のほか、鴨川の情報など地域のことも、皆さんの携帯などに一足早く配信されます。
記事の右上にあるフォローボタンを押していただき、グレーがエンジ色になればフォローは完了です。
まだフォローをされていない方は、ぜひ、みんなみの里のフォローをよろしくお願いします。
里のMUJI みんなみの里