近頃のお店の中は、わらびや筍などさまざまな山菜があふれるほどに顔をそろえており、それらの香りに誘われるように多くのお客様が訪れています。
そこに仲間入りしたのが、今年初めて登場した「うど」です。
ウコギ科タラノキ属の多年草で、春に土から顔を出したばかりの新芽を食べます。
江戸時代から日光を遮断して栽培し白く仕上げる「軟白うど」がありますが、天然ものは「山うど」と呼ばれ特有の香りと食感が魅力です。
太い茎、脇に出ている茎、穂先、葉など、ほとんどを食べることができ、いろいろな食感を楽しめます。
収穫したてのものならば茎を生で食べることもできますが、すぐに色が変わってしまうので、調理前には酢水に浸けると良いでしょう。
うどのアク抜きの方法は次の通りです。
・はかまを落とし、きれいに洗った後、それぞれの部分に切る。
・茎の皮は厚めに剥く。 ※剥いた皮も食べられるので捨てないでください。
・全部分を酢水に浸けて10分から15分置き、その後、水分をよく切る。
また、時間が経つほどアクが強くなるので、その場合は食感をそこなわない程度にサッと茹でてから調理してください。
アク抜きをした茎を和え物やサラダにし、シャキシャキした食感を味わってください。また、炒め物や煮物もおすすめです。
葉っぱや穂先などは天ぷらや味噌汁に、剥いた茎の皮はきんぴらにおすすめです。
ちなみに、漢字では「独活」と書きますが、大きくなった様子が風がなくても動いているように見えることが由来と言われています。
本来は「生土」と書き、芽が土から盛り上がるように出てくる様子を表したともいわれています。
今しか食べられない春の風味を堪能してみてください。
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