切花コーナーに『ほおずき』が顔を出しています。
まだ熟していない緑色、熟しかけている黄色、橙色に熟した果実までが、その可愛らしい姿で茎からぶら下がっています。
緑色から橙色へと変化しているこの袋のようなものは、じつは、ほおずきの蕚であり、花が終わったあと袋状になり、中で育つ丸い実を守っています。
東南アジア原産のほおずきが日本に入ってきた時期は不明ですが、平安時代には観賞用や薬草として一般に広まったようです。
漢字で書くと「鬼灯」と表示され、お盆の間に飾られることが多い植物です。
その形と色から、お盆にご先祖様が帰ってくるときの目印の提灯となり、道しるべとしての役目を果たします。そして、帰ってきたご先祖様は、ほおずきの中に宿り、お盆を過ごすと言われています。
また、昔の日本において、農作物が不作の際には、ほおずきをお供えして彩りをくわえていたそうです。
このような理由から、お盆の際には、なるべく鮮やかな橙色のほおずきをお供えしてください。
地区により違う場合もありますが、長狭平野のお盆は七月、ご先祖様をおもてなしする日々がまもなくやってきます。
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