先日、大きくデコボコした姿が特長の獅子柚子をご紹介しましたが、それとは相反するように小さな柑橘類がお店に出ています。
それは「福来(ふくれ)みかん」という、とても小さなみかんです。
このみかんは、柑橘類の中では日本固有の橘の種類といわれており、古くから里山や庭先にも植えられていたようです。
名前の由来ですが、このみかんがふっくらとしているところから、「ふくれているみかん」が「ふくれみかん」になり、やがて「福が来るみかん」で「福来みかん」となったそうです。
福来みかんは、小さな姿の中に大きめの種があり、甘さは少なめですが、皮をむいた瞬間の香りがとてもさわやかです。
生産者さんをはじめ、ご年配のお客様は、「昔は今みたいな甘いみかんは無く、このみかんを食べていた。」と、お話されていました。
また、果実のついた枝を取って、部屋に飾ったりもしていたようです。
この、部屋に飾られた福来みかんは、以前ご紹介した観賞用みかんのことで、福来みかんは、食べて、飾って、日本人の生活の中に当たり前のように存在してきたのですね。
温州みかんのように甘いみかんの登場で、里山でずっと続いてきた福来みかんは、今となっては貴重なものになりました。
香りが福を呼んできてくれるみかん、ぜひ食べてみてください。
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