最近、切花のコーナーに、紅色の小さくて丸い『千日紅(センニチコウ)』の花が顔を出しています。
大きさは2cmほどで、茎の先についている様子は、まるでボンボンのようです。
じつは、花のように見えるものは、蕾を守るように包んでいた葉っぱで、本当の花は、その中の小さな黄色の部分です。
真夏に咲く暑さに強い花なので、今年のような猛暑にじゅうぶん耐えられます。
ドライフラワーにも使われるので、ほかのお花といっしょに飾ってみるのも素敵ですね。
花言葉は、「色あせぬ愛」「永遠の恋」「不朽」です。
ちなみに、夏から秋までの長い間、あせることなく花が咲くことから、「千日、花が咲く」という意味から名前がつきました。
江戸時代初めに日本に入ってきて、切花として利用されていたようですが、その後、江戸時代中頃には、すでにドライフラワーとして使われるようになっていたそうです。
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