今、みんなみの里で一番の人気ものは、赤じそです。
赤じその旬は、6月から7月初めといった、まさに今が最盛期。
シロップやジャムをつくったり、塩漬けにしたりします。
熱湯で煮出した赤じその液体に、砂糖とレモン汁を加えて赤じそシロップをつくり、水で割ってジュースとして飲んでください。
塩漬けにした赤じそは、おにぎりなどを包んでお弁当にどうぞ。
そして、なんといっても、今は梅干をつくりはじめる時期に入っています。
この時期、ともに旬をむかえている梅を、赤じそを利用して保存食品に変化させるのです。
梅干漬けが終わった後、葉っぱを天日干しにして乾燥させ、ゆかりをつくります。
ゆかりも梅干も、保存食品。
昔の人の知恵は、すごいですね。
赤じそは、枝ごと収穫したものを選ぶのが良いです。
葉っぱだけを集めたものでも良いですが、赤じそは鮮度が落ちやすいので、すぐに使わない場合は新聞紙で覆って、野菜室で保存してください。
みんなみの里では、枝ごとの赤じそをご用意していますよ。
ちなみに、昔の中国で、食中毒にかかり死にかけた若者がいました。
そのときに、紫色の葉っぱを煎じて薬をつくり飲ませたところ、たちまち回復したそうです。
それから、この薬草を『紫蘇』と呼ぶようになった、と伝えられています。
里のMUJI みんなみの里