近頃、お店では、すらっとして、鮮やかな緑色の姿のグリーンアスパラが目立ちはじめました。
グリーンアスパラには、カルシウム、鉄、カリウム、各種ビタミン、食物繊維など、グリーンアスパラには栄養素がたっぷり入っています。
さらに、名前のもととなった成分アスパラギン酸というものが入っており、この成分は、アミノ酸の一種で、利尿作用や新陳代謝を活発にするとされています。
事実、ヨーロッパ南部に自生していたアスパラは、昔から薬として使われていたそうです。
その後、古代ローマ時代に野菜として栽培されるようになり、日本へは、江戸時代に観賞用として長崎へ入り、明治時代に野菜として栽培されるようになりました。
ホワイトアスパラは、日光が当たらない場所で栽培するもの。
対して、グリーンアスパラは、日光に当てて栽培するものです。
グリーンアスパラの茎についている、松葉のようにツンツンしたものは、じつは葉っぱ。
この葉っぱは光合成をしません。
光合成をしてぐんぐん伸びる茎を、葉っぱが冷たい空気から守っているのです。
天気がよいと、一日で5cm以上伸びるグリーンアスパラ。
収穫してから時間がたつとかたくなるので、早めに食べてあげてくださいね。
それでも、すぐに調理できない場合は、かるくゆでてから冷凍保存するとよいでしょう。
グリーンアスパラを食べて、今日も元気に。
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