80年ほど前の民藝運動の中心人物、柳宗悦氏が新たな美の基準を提唱し、「民藝」という言葉を生み出した歴史的な良本です。
美とは貴族のための豪華な作品に宿るのではなく、大衆が生活の中でふつうに使う無名で土着の茶碗のような日用品の中にこそあると。なんでもないふつうの器こそ美しいということをものすごい覚悟をもって訴えています。身近な実用品に感じる「用の美」と「使い込み」こそが健康的で素朴な美なんですね。
千利休は茶の湯で大陸の庶民が使う器に美を見出し、そこに「道」をつくりました。今、それらの器は「名器」と呼ばれていますが、もし、それらが庶民の器でなかったら、決して「名器」とはならなかったでしょう。民器だからこそ利休のお眼鏡にかなったのですから。民藝品あっての茶道なのですね。
さてと、きょうはシンプルなフランネルのネイビーシャツ、よし、これでいい。「ふつう」を着る。着飾るのではなく、着こなす。等身大の自分がいちばんきもちいいですから。
ところで、無印良品が目指すのは「これがいい」ではなく、「これでいい」。無印良品は商品の原点を見直し、実質本位のモノづくりを続けています。どこか柳宗悦氏の美の世界に通じるものがありますね。
著書名:民藝とは何か
著者 : 柳 宗悦
出版社 : 講談社
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