骨太のアメリカ文学の古典、上下800ページを超える「ウォールデン 森の生活」はいつか読みたい本のひとつ。気になるんだけれど、なかなか読みだせない。まぁ、そのうちねーと、わが家の本棚の積読コーナーに長らく鎮座していた古株です。
この大作が吹き出しは「森の生活」からのオリジナル引用の漫画で読めちゃうっていうんですから、思わずページをめくってしまいました。漫画とあなどることなかれ、ソローの思考の本質がギュッと凝縮されています。元祖断捨離、ナチュラリスト、草食男子、あるいはミニマリスト? いまのエコブームの先取りとして、贅沢な消費社会に慣れてしまったわれわれに、実に多くの警笛をならしてくれています。
時は1845年、ソローがハーヴァード大学を出てパブリックスクールの先生をしていた28歳のときに、ウォールデン湖畔に小屋をたて自給自足の実験的な生活をはじめました。なんと日本では坂本龍馬がまだ幼少のころです。ファーブルの「昆虫記」のようなナチュラルな表現が印象深く、地域の色とりどりの四季や多様な生き物の描写、地元民との交流、世の中へのアンチテーゼをも含め、1847年に湖畔を去るまでの2年ほどの生活がいきいきと描かれています。
彼はこの森の中の生活の中で、「この世界で生きることは苦行ではなく、遊びなのだ。シンプルに賢く生きてさえいれば。」とまとめています。ソローのシンプリシティを重視する生き方、多くを求めないミニマリズムの暮らし、自然に学ぼうとする姿勢に共感を覚えます。自然と調和する暮らしは今の里山生活にも大いに参考になりました。
歴史的な名著がわずか30分で読了できちゃう。しかも漫画で。こんな完成度の高いダイジェスト版は他にあるでしょうか?忙しく時間のない方も気軽にお読みいただけるとっつきやすい仕上りです。
また、お子さまへの読み聞かせにもおすすめです。ぜひ興味のある方、みんなみの里のMUJIBOOKSへお越しください。暖かいコーヒー飲みおわる前に読めちゃいますよ。
著者名 ソロー『森の生活』を漫画で読む
著者 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
訳 金原端人
出版社 いそっぷ社
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