みなさんこんにちは。里のMUJI みんなみの里のBOOKS担当です。
里山に強い季節風"おおにし”が吹き始めると春到来はもうすぐそこです。
田んぼの畦道にはふきのとうが顔を出し、藪の中のうぐいすは第一声のタイミングを今か今かとうかがっています。
そんな里山の小さな変化を感じられるのが原風景が目の前に広がる「里山デッキ」です。小さな春のサインを探す探索や春風に吹かれながらの里山ランチはいかがでしょう。
季節の先取りで暮しの旬を堪能できますよ。ぜひお出かけください。
さて、本日ご紹介する本は作家・江國 香織さんが身近にある「とるにたらないもの」を丁寧に書き綴ったエッセイです。
30代のおわりに雑誌に連載した60のエッセイからなり、どれも900字足らずの短さでスラスラ読めます。日々の記憶のなかの感覚とイメージの表現が知的でみずみずしくまるで「江國香織版枕草子」です。
好きな空間、甘美な瞬間をその人の視点で見つめ直し、あらためてスポットライトを当ててみる。それは人生で心地よい瞬間を集めていくことなんだなと思いました。「何が好きですか?と聞かれて、まよわず、ケーキ、とこたえるような単純さで、私はいきたい。」の言葉は共感です。
感性に光を当てて暮らしを豊潤なものにし、それを謳歌していくことが人生のダイナミズムなんだなと思いました。
書籍名 : とるにたらないものもの
著者:江國 香織
発行所:集英社
定価 : 500円+税
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