みんなみの里】本に読まれるコラム | MUJIBOOKS「里山良本」

本に読まれて

MUJI BOOKS

2025/02/01



みなさんこんにちは。里のMUJI みんなみの里のBOOKS担当です。

ここ里山ではまだまだ冷え込みが厳しいですが、それでも竹藪からは「ホーホケキョ!」、畦道には早くもフキノトウが控えめに顔を出し、ささやかながら春の到来を告げています。日の出も早くなり、畑は収穫を待つ菜花でいっぱいです。

凛とした春の空気に包まれた里山にぜひおいでください。嶺岡山系の山々を眺ながら五感で季節の変化を味うコーヒーブレイクはこの地域らしさならではのプライスレスな幸福感があります。

さて、本日のご紹介は、須賀敦子氏の晩年の書評と雑誌コラムを集めた1冊です。

「コルシア書店の仲間たち」を読んで著者の文書に魅了されてました。

本書は単なる書評集とは一味違う一冊です。知らない作品ばかりで、全てが気になり読んでみたくなります。新刊では入手困難なものがたくさんあるので古書を探す楽しさもあります。

本書の中で須賀さんは「言葉が絵画のように慰めてくれて、画家からもらえる休息を書物から得られる」と書いており、読書好きの著者らしさが詰まった読書日記でもあります。

日本文学とは距離を保ちつつ生きてきたと語る須賀さん。その言葉の美しさは異邦人としての孤独と凛とした美意識に支えられていたように思います。
 
ページをめくる著者の指先の温かさが感じられる文章に情感が漂います。

作者に案内される上質な本との出会い。 余韻と切れ味などさまざまな「引き出し」があって、それを開ける楽しさに酔える一冊です。

書籍名 : 本に読まれて
著者:須賀 敦子
発行所:中央公論新社
定価 : 800円+税

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本に読まれて
 
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