みなさんこんにちは。みんなみの里のBOOKS担当です。
緑豊かだった里山の風景は、「こうべを垂れる」黄金色となり、いよいよお米の収穫が始まりました。今年は”粒ぞろい”の上出来だとか。ふさおとめ、ミルキーサマー、そしてコシヒカリの新米が農産売場の店頭に並び始めました。初物の昔ながらの梅干し、芳醇な手づくり味噌、そして炊きたて艶やかな新米、食卓の役者は揃いました。ご来店をお待ちしております。
さて、本日ご紹介するのは、「コルシア書店の仲間たち」に続く須賀敦子さん2冊目のエッセイです。
日本を離れ、ヨーロッパの教養を身につけた著者の生き様が読むひとの心を揺り動かします。人生で会ったかけがえのない人々の吐息まで聞こえてくるような美しい文章です。
須賀さんの言葉は、読者を映画の1シーンに誘うようなドラマ的雰囲気があり、オレンジ色の街灯みたいな落ち着きが感じられます。そこには作者と関わった人たちの人生を丁寧に書きとめた彼女の「愛」が滲み出てています。いい事ばかりではないけれど、それを人生の中で起きた1つの事象として、物語のように記すのは粋だと感じずにはいられません。
著者の生き方が言葉に宿り作品の隅々にまで浸透しています。どれほど時間が経っても瑞々しく感じられる稀有な一冊だと思いました。
著書名 : ヴェネツィアの宿
著者 : 須賀 敦子
発行所 : 文藝春秋
定価 :660円+税
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