近頃はさまざまな夏野菜がお店に並んでいますが、オクラ、モロヘイヤ、ツルムラサキなど、ネバネバ成分を含んだ野菜が顔を出しています。
ネバネバ野菜は、夏の食生活に不足しがちなビタミンやミネラルを多く含んでいるので、夏バテ防止に良いといわれています。
エジプトを中心としたアフリカ東北部が原産といわれる「オクラ」ですが、紀元前より古代エジプトで栽培されてきました。18世紀にアメリカに渡った後、日本に入ってきたのは幕末といわれています。
調理前には下処理が必要です。塩をふり板ずりをしてうぶ毛を取り、2分ほど塩茹でしたのち氷水にとってください。
冷めたら酢の物や和え物にしたり、真夏にはソーメンに添えたりと、さっぱりしたメニューに栄養を与えてくれます。
中東からインドが原産とされる「モロヘイヤ」は、古代エジプトでは5000年以上前からすでに栽培されており、クレオパトラも好んで食べたといわれています。砂漠でも栽培できる強い生命力のある野菜です。
アラビア(古代エジプト)語で「王様だけのもの」という意味がある「モロヘイヤ」ですが、これは、あるエジプト王が病に倒れた時に「モロヘイヤ」を食べさせたところ回復したという逸話からとされています。
苦味などが少なく食べやすいので、いろいろなお料理につかえます。茎から取った葉をきれいに洗ったら1分ほど塩茹でしたのち、水に取って粗熱を取ってください。
加熱後の葉を刻むとだんだんぬめりが出てきます。おかかと和えてご飯やソーメンにかけたり、だし汁やスープの具にいかがでしょうか。天ぷらにする場合は茹でずにそのまま衣をつけて揚げ、サクッとした食感を楽しみましょう。
(赤茎種)
(緑茎種)
東南アジア周辺で2000年以上前から栽培されていた「ツルムラサキ」は、名前のとおり茎が紫色をしている野菜ですが、近年では茎も葉っぱも緑色の品種が多くなってきています。
日本へ入ってきた由来は不明ですが、平安時代にはすでに栽培がはじまっていました。
栄養価がとても高く、原産地では「インドのほうれん草」と呼ばれているそうです。
モロヘイヤよりも青臭さがあるので苦手な方も多いでしょうが、調理前に1分ほど塩茹でしてアクを抜くと食べやすくなります。お浸しや和え物はもちろんですが、油との相性も良いので炒め物にするのもおすすめです。
これらの野菜は喉ごしが良く食べやすいので、毎日でも食べるようにして、暑い夏をのりきりましょう。
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