大根や白菜、キャベツ、小松菜、ブロッコリーなど、日本の食卓に並ぶ野菜にはアブラナ科の野菜が多いですね。
ときどきではありますが、菜花に似た姿の「紅菜苔(こうさいたい)」というアブラナ科の野菜がお店に顔を出すようになりました。
茎と葉脈の紫色、葉っぱの緑色、花の黄色のコントラストが鮮やかで、別名「紅菜花(べになばな)」とも呼ばれています。
中国の揚子江中流地域が原産で、唐の時代から栽培されてきたようです。日本に入ってきたのは昭和の初期ですが、本格的な栽培が始まったのは戦後とされています。
暑さが苦手で寒冷を好むため、収穫時期は12月末から3月初めと、まさに今が旬です。
紫色はポリフェノールの一種アントシアニン。茹でると緑色に変化してしまいますが、熱湯に酢を入れると多少ではありますが、紫色が残ります。
苦味はなく甘さがあり、アスパラガスに似た風味が感じられます。また、加熱すると少々のぬめりが出てくるのも特長です。
おひたしや和え物はもちろんですが、油との相性が良いので、炒めものや天ぷらなど、いろいろなメニューに利用できそうです。
栽培している生産者さんも少なく珍しい野菜ですので、常にお店に並んではおりませんが、お立ち寄りの際に見つけたならば、ぜひご賞味いただきたいと思います。
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