【みんなみの里】哀しい伝説が語りつがれる「テイカカズラ」

【みんなみの里】テイカカズラ

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2020/01/16

 みんなみの里には、野菜や果物のほかにいろいろな手づくりの品も取り揃えています。
 以前ご紹介した籠もそのひとつ。

 時々、果実などをのせて撮影に使っている籠がありますが、名前を「テイカカズラ」と言います。漢字では「定家葛」と表示しますが、定家とは藤原定家のことです。
 もともとは「マサキノカズラ(柾葛)」と呼ばれていたのですが、ある哀しい物語から「テイカカズラ」と名前が変わったのです。

 その昔、藤原定家は後白河法皇の皇女である式子(しょくし)内親王と想いあっていましたが、内親王は加茂神社の斎宮となり、会うことさえできなくなりました。やがて内親王は亡くなり、定家の哀しみは深いものだったようです。内親王が亡くなってから40年後、定家も亡くなりましたが、内親王の墓にからまっている蔓植物(柾葛)の様子が、まるで定家が深く内親王を思い続ける情念のように思えたことから、次第に定家葛と呼ばれるようになりました。

 こんな哀しい伝説が語りつがれる「テイカカズラ」ですが、とても味のある籠です。お店にお越しの際は、ぜひご覧いただきたいと思います。

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