今日のおすすめは『村田さんの一本ネギ』。『一本ネギ』は品種の名前。だから、2本でも、3本でも『一本ネギ』。ちょっと名前がややこしいこのネギの産みの親は、京都府久御山町、村田農園の代表、村田正巳さん。無印良品の『つながる市マルシェ』にも何度か参加してくださっているネギづくりの名人です。
以前、畑まで話を聴きにいったことがあるんですが、従業員を大切に想われている優しいかたでした。村田さんは、太さが特長の『下仁田ネギ』と、緑の部分が厚くて甘い『九条ネギ』を掛けあわせて、この『一本ネギ』をつくりあげました。下仁田ネギと九条ネギのいいトコどり!
「一本ネギは白い部分のボリュームがあるし、濃い緑の部分もホンマおいしいから是非食べて」と、話してくれたのは青果担当の灰野さんです。
「寒い冬を越した頃に、この白いネバネバが増えてくるんですけど、これこそがネギの甘みの素なんですよ。ここです。ここ!」 と熱くネギを語る灰野さん。なるほど、寒い時期ほどネギが甘いのは、そういうことなんですね。
早速買って帰り、自宅でカット。白い部分は目が詰まっていて結構太いです。ネバネバ感もたっぷり。期待せずにはいられません。
ネギを鍋に入れて煮込むだけ。はい、出来上がり。
食べて驚いたのが、白く太い部分の食感。明らかに普通の白ネギとは違います。こんな歯ごたえあるネギ、食べたことありません。なかなか噛みきれない幸せ。やみつきになりそうです。そして青い部分も一切苦みがなく、甘さを感じます。冬に鍋で食べるネギはやっぱりウマい。
でも、この甘み、この歯ごたえが感じられるのも、おそらく今月いっぱいです。冬のご褒美、『一本ネギ』。まだまにあいます。食べるしかありません!
『村田さんの一本ネギ』(1袋2本入) 消費税込216円
『一本ネギ』って名前やのに、2本入りで販売したら紛らわしいやん!とつっこんでも、ただ笑うだけの灰野さん。売場で彼を見かけたらネギ以外のことも、聞いてみてくださいね。
無印良品 イオンモール堺北花田 2020.2.21